大和ハウス工業 「住宅満足度」に関する調査を実施

大和ハウス工業(大阪市北区、芳井敬一社長)がこのほど、住宅満足度に関する調査を発表した。「ハウスメーカーの分譲住宅」購入者(同社以外のメーカー品購入者含む)および「注文住宅」購入者において、8割以上が満足度を高くもっていることが明らかになった。

調査は㈱oricon ME(オリコン)が、2023年10月26日(木)~2023年11月6日(月)の期間に実施。全国の25~69歳で、過去5年以内にハウスメーカーから購入した戸建て住宅(建売・分譲)に住んでいるユーザー141人および、 全国の25~69歳で過去5年以内に購入した注文住宅に住んでいるユーザー510人に対して、インターネット調査によって651名から回答を得た。

まず、購入した住宅の満足度については、「ハウスメーカーの分譲住宅」購入者は満足度(88.7%)、「注文住宅」購入者の満足度(85.9%)と、双方でほぼ差がない結果となった。「ハウスメーカーの分譲住宅」の年代別の満足度では、20-30代の満足度(92.7%)、40-50代の満足度(82.8%)と、20-30代の方がより満足度が高いという結果が表れた。

次に、「ハウスメーカーの分譲住宅」の入居後に感じた満足度上位5要素については、1位から順に、
立地(70.9%)、設備(55.3%)、性能(53.9%)、間取り(45.4%)、保証・アフターサービス(42.6%)と、立地の重要さが際立つも、設備や性能など、住宅の品質を評価するような回答が多数みられた。

コストパフォーマンスについては、自らが購入した分譲住宅に対し61.7%が「コスパが良い」と回答した。また、「ハウスメーカーの分譲住宅」購入者の55.3%は、住み替えの際に同じハウスメーカーの分譲住宅に住みたいという意向を持っていることが明らかになった。

「Ready Made Housing.」を展開する「大和ハウス工業」調べ/調査協力:オリコン

住宅購入時の比較検討対象の調査では、「ハウスメーカーの分譲住宅」購入者のうち、59.6%が「注文住宅」と比較検討をしていることが判明した。注文住宅でなく「ハウスメーカーの分譲住宅」に決めた理由については、“かかる価格や手間がだいぶ違ったから”、“納得のいく価格で良い性能の家が購入できた”など、タイパ・コスパへの意識が垣間見える回答があった。

「Ready Made Housing.」を展開する「大和ハウス工業」調べ/調査協力:オリコン

「ハウスメーカーの分譲住宅」購入者が“家選び開始時”に重視していたポイントの調査では、TOP5に、立地(74.5%)、価格(70.2%)、間取り(52.5%)、性能(44.7%)、内装・インテリア(38.3%)が挙がった。入居後に感じた満足度でTOP5にランクインしていない“価格”を、入居前段階当初は重視していたことが明らかとなった。

「Ready Made Housing.」を展開する「大和ハウス工業」調べ/調査協力:オリコン

一方で、家選び開始時から時間が経過し実際購入の決め手となったTOP5は、立地(68.1%)、実物が見られたこと(46.1%)、入居時期(44.0%)、性能(39.7%)、企業ブランドの安心感(39.0%)となり、現実的な視点と「ハウスメーカーの分譲住宅」の“企業ブランドの安心感”が上位にあがる結果となった。「ハウスメーカーの分譲住宅」が「注文住宅」との比較検討割合が多かったからこそ、「注文住宅」だと性質上難しい購入前に“実物が見られたこと”などが決断にあたりプラスに働きやすい状況なのではないかと同社は推測する。なお、内装・インテリアの項目は9番目の25.5%。“家選び開始時”に上位5位に入っていたものが、購入にあたって優先度が下がっていったことが伺える。

今後も大和ハウス工業では、注文住宅と変わらない高い設計力と品質、安心の長期保証、アフターサポートで、「Ready MadeHousing.」という考え方の分譲住宅を提供していきたいとしている。