【第56回大川家具新春展 ピックアップ事前特集(1)】シギヤマ家具工業 組子を組み合わせたハイグレードのリビングダイニイングアイテムを展開

シギヤマ家具工業(福岡県筑後市、鴫山国廣社長)は2024年の大川家具新春展において、メイン会場の大川産業会館で伝統工芸の「組子」を組み合わせた、新ブランドのリビングダイニングトータル家具などを出品予定だ。

組子は、細かい木片を組み合わせて幾何学的な文様を作る日本の伝統技法。新ブランドは、日本の伝統工芸を感じる、ハイグレードの家具となる。

このほかの出品予定製品では、「ボリスLD」は、少人数から大人数に対応可能な伸長式のLDダイニングなどを展示する。LDダイニングは、スペースの限られたリビングダイニングを効率よく使うアイテムで、食事後に寛ぐためのソファとダイニングを一つと考えたダイニングアイテムとなる。使う人の人数によって、天板の伸長やベンチの伸長、収納を備えた新商品だ。

「レブルLD」は、座面にポケットコイルを使用し、ソファの様な座り心地を追求したLDダイニング。

「エアー」は、スクリーン収納を組み込んだ壁面TVボード。テレビを見る以外に、プロジェクターで大画面の映画を見ることも可能な壁面ボードだ。 

今回も商品ごとに、若年層から幅広く使えるデザインを考慮して開発。出展新商品である「組子」を使った家具は、 日本の伝統工芸を身近に感じる新商品であり、天然杢のウォールナット、ホワイトオークとの組み合わせにより、より高級なイメージを奏でる商品だと同社。                              

近年の資材や輸送費の高騰、円安など、海外家具生産メーカーとしては非常に厳しい環境に置かれている中でも、シギヤマ家具工業では、日々変化する消費者ニーズに沿った新商品の開発、機能性、又新素材の研究開発は日ごろから重点事項として作業に当たっている。ハイクオリティ&ロープライスは販売において非常に重要な項目であり、今後も日本感覚の高品質と無駄なコストを抑え、ベトナム生産を活かしたハイクオリティ&ロープライスの新商品の開発に重点を置いていくと同社。一般の家具専門店ルートに限らず、コントラクト家具やネット販売の開拓も積極的に取り組むとしている。