フランスベッド まくらの新商品「ZUKAN PILLOW(ズカンピロー)」を2024年4月に発売開始 涼感タイプで睡眠時の不快感を軽減、ウェルビーイング向上のサポートアイテム

フランスベッド(東京都新宿区、池田茂社長)が、2024年4月1日(月)より、涼感タイプのまくら「ZUKAN PILLOW(ズカンピロー)」を新発売する。

2月28日にはフランスベッド赤坂ショールーム(東京都港区)でプレス向け発売前体験会を開催。同社インテリア商品企画課の百瀬圭課長が開発の背景と商品説明を行った。

フランスベッドではこれまでも、「スリープバンテージピロー」「スノーレスピローミニ」「ウミガメピロー」などのまくらアイテムをリリースし、「まくら=生活の質を高めるアイテム」という価値観をユーザーに訴求してきた。

新商品となる「ズカンピロー」の名称の由来は、「頭寒足熱」と「枕」を組み合わせたもの。昨年は記録的な暑さが続く日が多くあり、東京都内の平均気温は1993年の15.5℃と比較して、2023年は2.1℃上昇した17.6℃で(同社調べ)、今年の夏も猛暑が予想されている。同社では温暖化対策およびウェルビーイングの向上をサポートすべく、新商品のまくらを開発するに至った。

「ズカンピロー」の特長は主に三点ある。一点目が「ハチの巣状のジェル」だ。この構造により、頭とまくらの間に空間を設け、放熱効果を高める。

二点目は、ドイツで研究された5センチ幅の放熱シート「ラジテック」を内蔵している点だ。フランスベッドでは「ズカンピロー」の表面温度変化試験を実施し、放熱シートを使用しない場合に比べて約2.6℃表面温度が低くなることを確認している。表面温度の低下は瞬間的なものではなく、睡眠時に持続することが大きなポイントだ。

三点目の特長は、ベンチレーション付きの低反発フォームを採用している点だ。ウレタンフォームに通気口を設けることで、睡眠時に頭が動いた際、内部の空気を入れ替えることができる。これらの特長によって、蒸れにくい構造を実現。夏の夜の寝苦しさを感じさせない涼感アイテムとして市場に訴求を図る。

フランスベッドの百瀬課長は、「ズカンピローは猛暑への対策として、少しでもみなさまに快眠いただけないかということがポイントです。夏場でもしっかりと快適に熟睡できるように、男性でも女性でもお使いいただけるよう、専用カバーの色合いは女性でも使用していただきやすいようなイメージで開発しました。今後、年を追うことに暑さは増していくと思いますし、エアコンなどの使用に関しても、昨今は電気代・光熱費が高くなってきています。このズカンピローを併用してエアコンの設定温度を下げるなどで、環境への取り組みという点でも貢献できると考えています」と話す。

本体の仕様は、幅60㎝×奥行40㎝×高さ13㎝。なお、まくらの上下で高さが異なり、ハイは高さ13㎝、ローは10㎝となっている。本体内装はポリエステル100%、本体はウレタンフォームで洗濯は不可。側カバーは上層が熱可塑性エラストマー、生地はナイロン88%、ポリウレタン12%で構成されており、こちらは手洗いが可能だ。ここに専用カバー(洗濯可)が付随する。耐用年数は一般的なまくらと同様、約3年を想定して開発されている。希望小売価格は税抜1万5000円(税込1万6500円)。初年度の販売は5000個を目標としている。

(佐藤敬広)