シラカワ(岐阜県高山市)は、ワークスタイル提案の「クリエイティブラウンジ」を昨年に引き続き提案したほか、昨年の「2023 飛騨の家具フェスティバル」で発表したアウトドアリビング対応製品「リンクス」など、多彩なアイテムを展開した。
「リンクス」は木部に、屋外でも使用可能なアコヤ材を用いた。シラカワは東京2020オリンピック・パラリンピックにおいて、国立競技場の選手・監督用ベンチをこのアコヤ材で作製しており、実績は折り紙つきだ。クッションにはポリエチレン樹脂の素材を用いた「E-core」を使用。通気性が高く、そして水洗い可、へたりにくいという点が特長となっている。アウトドアリビングに対応するソファは海外ブランドなどの輸入製品が多い中、シラカワの「リンクス」は国産のアウトドアリビングアイテムとして注目の製品だ。
シラカワは自社ブースに加え、日本家具産業振興会および日本経済新聞社が主催の企画展示「「サステナブル/ウェルビーイング」(企画・プロデュース:ゼロファーストデザイン)の「Luxury Experience―静かな贅沢―」ブースにも展示協力。人気製品の「トレスラプト」シリーズが展示された。今回の企画展示のために、国産のカバ材仕様を製造。同社は国産材活用の取り組みも推進しており、国産材によるトータルシーンの空間提案は、来場者の関心を強く惹きつけた。