
ヤマダデンキ 大塚家具事業部が、「IDC OTSUKA 池袋ショールーム」を2025年4月26日(土)にオープンした。

新ショールームは、全7フロアで構成。子どもが独立した後の住まいをテーマに、よりコンパクトで柔軟に楽しむライフスタイルや、リモートワークに特化した空間など、多様化する現代の暮らしにフィットしたインテリアをリアルに体感できる店舗となっている。




1階はIDC Stylingとして、同社オリジナルの家具などによるコーディネート提案のほか、ルイスポールセン、トムディクソン、フロス、レクリントといったラグジュアリー照明のエリアを設けた。






2階はファブリックアイテムを中心とし、カーテン、敷物、インテリア小物や美容家電、リクライニングチェアなどを展示。










3階は、カールハンセン&サンの北欧家具や、飛驒産業、カリモク家具、マスターウォール、浜本工芸、ナガノインテリア工業などの国内メーカーアイテムに加え、ヤマダデンキ傘下の秋田木工などの家具が並ぶ。








4階は「スタイリッシュ・モダン」として、ソファや電動リクライニングソファ、キッチン収納などのエリアとした。







5階は、ヤマダデンキが代理店を務めるロルフベンツ、ポルトローナフラウに加え、リーンロゼなどのラグジュアリーブランドが集結したフロアとなった。











6階および7階はベッド・寝具が中心だが、6階に一般のマットレスおよびベッドフレーム、7階を電動リクライニングベッドと、フロアごとに構成を分けている。









7階の一部にはSmall Office Home Office(SOHO)のコーナーを構え、オフィスチェアなどの展示も行う。

ヤマダデンキはこれまでも池袋のヤマダデンキ店舗内で家具の販売を行っていたが、ヤマダデンキの池袋2号館を改装しIDC OTSUKA池袋ショールームとすることで、本館の家電および家具とのシナジー強化を図る。新宿にもIDCショールームを構えている同社だが、改めて池袋にもショールームを設けることで、埼玉エリアの顧客の獲得につなげていく。ターゲット層は20代~70代まで幅広く想定している。かつて板橋区内に大塚家具板橋店を構えていた歴史があり「豊島区や近隣の板橋区は、”大塚家具”として縁のある地域であり、“大塚”の名前を知って馴染みのあるお客様も多いエリア。池袋ショールーム開設により、もう一度このエリアで奮起して頑張っていきたい」と、同社執行役員で池袋ショールーム店長の上野一郎氏は話す。

なお新宿ショールームでは家電と家具を融合した形で生活家電の販売面積を多くとっていたが、池袋では家電はヤマダデンキ、家具はIDC OTSUKAショールームとすみわけを図り、照明や美容家電などインテリアに関係性の高い商品のみ取り扱っている。

家電と家具のシナジーとして注目されるのが、ポイントの活用だ。同社ではポイントサービス「ヤマダポイント」を設けているが、IDC OTSUKAで家具を購入した際に付与されたポイントは、全国のヤマダデンキ店舗で家電を購入する際に活用できる。上野店長は「家具を購入される方は、人生の節目の方が多くいらっしゃり、同時に家電も購入される方が多い。一般的な家具販売店だと、たとえばポイントを多く得られたとしても、その使い道に困るケースが起こりうる。しかし当社の場合、ポイントは家具にも家電にも使えるので、そのような意味でも家具と家電の相乗効果は高いと考えている」と語る。

西武池袋本店に進出したヨドバシカメラなど、池袋エリアでは家電量販店の競争が熾烈となるなか、“家具”をもつヤマダデンキが、家具と家電のシナジーを活かすべく新たにスタートさせた「IDC OTSUKA 池袋ショールーム」。今後の展開が楽しみな店舗が池袋エリアに加わった。
(佐藤敬広)
【店舗概要】
名称 :IDC OTSUKA 池袋ショールーム
オープン日 :2025年4月26日(土)
所在地:〒170-0013 東京都豊島区東池袋1-41-1
TEL:03-6915-2203
営業時間:10:00-21:00
売場面積:3,400㎡