
ベトナムの国際家具見本市「HAWA EXPO 2025」が、3月5日~7日にかけて、ホーチミンのホワイトパレスで開催された。Viforest Fair社が主催。今回の見本市は、ホワイトパレスの1万平方メートルの会場に、350以上のブースが並んだ。出展者の90%が国際輸出基準を満たしており、72カ国から1663人の国際バイヤーを含む5045人の来場者を集めた。
来場者層については、トップが米国で23%、次いで日本(19%)、以下、中国(13%)、インド(10%)、オーストラリア(8%)と続いた。全体の約半数以上を米国、日本、中国からの来場者が占めた。

昨年の開催では、来場者は2962人(うち海外からは596人)だったHAWAEXPO。規模を拡大しつつある同展は、多様なセミナー・フォーラムを開催するなど、来場者へのサポート体制を充実させてきた。今回も「ベトナム家具産業展望」をテーマとしたフォーラムを開催。このフォーラムは、VIFOREST、HAWA、BIFA、DOWA、FPA Binh Dinhの5つの主要団体が主催し、ベトナム国内や国際市場から専門家や講演者が集まった。5つの主要な議題を取り上げ、輸出入状況、関税政策、物流に関する重要な最新情報を提供するとともに、世界のインテリアデザインのトレンドなどの情報が語られた。
また「Eコマース輸出」をテーマとしたセミナーでは、グローバルな機会の開拓にむけ、ホーチミン市手工芸・木材産業協会(HAWA)とAmazon Global Selling Vietnamが共催し、Amazonにおける包括的なビジネス戦略と収益増加ソリューションを提供した。経験豊富なセラーによる実践的な知見が共有され、ベトナム企業と業界専門家、国際的なパートナーを繋ぐネットワーキング・プラットフォームとしての役割を果たした。
また、ワークショップも開催。一連の創作ワークショップでは、手編みの草彫刻、木彫りアート、ファップラムエナメルアートなどが取り上げられ、数千人の参加者を集め、ソーシャルメディア上でも反響を得たようだ。なお次回のHAWAEXPO2026は、2026年3月4日~7日にかけて、サイゴン・エグジビジョン&コンベンション センター(SECC)での開催を予定している。