
グラフィックデザイナーの小林一毅氏と、テキスタイルメーカーのフジエテキスタイル(東京都渋谷区)によるコラボレーション展「Between black & white」が、2025年6月7日(土)から7月7日(月)まで、東京・江東区の gallery stoop にて開催される。


本展は、小林氏が長年取り組んできた“黒と白”をテーマにしたシリーズの最新作を、テキスタイルアートとして展開するもの。

日常のささやかな瞬間に宿る美を、線と形に落とし込んだ小林氏のドローイングをもとに、平面作品22点、立体作品2点が新たに制作された。これらは展覧会にて先行展示販売される。

素材には綿麻のベースクロスを使用し、箔プリントや布の収縮による立体的な造形が施されており、テキスタイルというマテリアルならではの“偶発性”が表現に豊かさを加えている。

また、作品には印刷時に生まれた“ミスプリント”をあえて意匠として取り入れるなど、テキスタイルのもつ不確実性と表現の自由が強調されている。



展示空間のスタイリングを担当するのは、インテリアスタイリストの竹内優介氏。小林氏のアート作品は、フランス・イタリア・オランダなどのヴィンテージ家具や名作家具と共に展示され、空間全体が一つのアートインスタレーションとして構成される。

本展は、2025年4月にリニューアルされたgallery stoopでの初の企画展でもあり、テキスタイルとアート、家具が融合した新たな空間体験が期待される。