旭川家具の産地展「Meet up Furniture Asahikawa 2025」 6月25日(水)〜29日(日)開催へ

家具産地旭川の産地展「Meet up Furniture Asahikawa 2025」が、2025年6月25日(水)から29日(日)にかけて開催される。主催は旭川家具工業協同組合(北海道旭川市、藤田哲也理事長)。「あさひかわデザインウィーク2025」(主催:あさひかわデザインウィーク実行委員会、渡辺直行会長)と連携しての開催で、同デザインウィークの中核イベントとして開催する。

メイン会場は旭川デザインセンター(ADC)。その他旭川市、東川町、東神楽町、当麻町の各メーカー、工房、ショップで開催される。例年通り「Meet up / Exhibition」として、出展企業・団体各社の新作発表や製品展示をメイン会場のADCをはじめ各社の工場、ショールームなどで開催するほか、「Meet up / Open Factory」では、ものづくりの現場を間近に見られるオープンファクトリー(工場開放)を開催。個性豊かな旭川家具メーカーの工場を見学できる。

なお、ADCには、次の企業・団体が出展する。
アイスプロジェクト、アルフレックスジャパン、ウッドワーク、エフ・ドライブデザイン、ガージーカームワークス、加藤木工、河本家具工業、カンディハウス、木と暮らしの工房、クリエイトファニチャー、工房橅、工房宮地、コキア、古径コスモ、コサイン、ササキ工芸、ソファー工舎、大雪木工、タイムアンドスタイル、匠工芸、東10号工房、宮田産業、モッコウ、よしの工芸、WOW、旭川・家具工房連、山上木工、ローカルウッドファニチャー

昨年は、3年に一度のIFDAが開催された産地旭川だが、今年は4月よりADCにおいて企画展「Up-Loop Actions」を開催中だ。~高める。繋げる。旭川家具の持続可能なものづくり~として、「ものづくり」の姿勢が問われているなか、近年旭川家具が取り組んでいる「デザイン」を活かしたアップサイクルの取り組みや、森の持続可能性を追求したプロジェクトなどを「Up-Loop Action(アップループアクション)」と名付け、循環型社会に向けて、伝統を受け継ぎながら未来へとつなげる旭川家具の新たな挑戦を紹介している。

「旭川木工技能競技大会」は、今回が4回目の開催となる。旭川家具が誇る高い技術力を支え、日々研鑽を積み、ものづくりを行っている旭川家具メーカー各社の職人たちが参加し、その技術を競い合う大会だ。同大会は最終日の29日(日)に実施予定。10時半より開会式、11時~12時の競技時間ののち、13時半より結果発表・表彰式が行われる。同大会は第1回大会より3回連続で、旭川家具工業協同組合員のガージーカームワークス(北海道旭川市)、山口智大氏が優勝している。

このほか、「Meet up / Cocktail Hour」を26日(木)の15時~19時に開催する。会場はADC館内。

なお、旭川家具工業協同組合は、2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)の特別共創プログラムである「Co-Design Challenge 2024」に参画しており、大阪・関西万博のTEAM EXPOパビリオンステージにおいても、過去のIFDA受賞作品を展示している。今回の産地展「Meet up Furniture Asahikawa 2025」も、「Co-Design Challenge 2024」の一貫として、旭川家具の「地域資源 × デザイン」による取り組みを国内外の来場者に発信する。

主たる祭典の「あさひかわデザインウィーク2025」は、2025年6月21日(土)から29日(日)の期間に開催される。今回が第10回目の開催となる「あさひかわデザインウィーク」は、テーマを「Life with.」として実施。21日(土)および22日(日)は、昨年に続いて食のイベントとして、「朝のあさひかわ」を体験できるマルシェ「あさいち」を、あさひかわ北彩都ガーデンで開催する。同日には旭川平和通買物公園において「まちなかキャンパス2025」を実施。高校生や大学生を中心として学び合いのイベントだ。

22日(土)および27日(金)には、SHIROの今井浩恵氏、6Dの木住野彰悟氏をゲストに迎えるトークイベントを開催し、あさひかわというまちと “これから” を見つめる。交流イベントの「goen」を25日(水)の17時~19時にあさひかわ北彩都ガーデン開催。デザインとクリエイティブを中心に、誰もが垣根なく交流できる場を目指す。