【JFS2025開催事前特集(7)】シラカワ 「NIPPON COLLECTION」と「TRES RAPT」国産カバ材モデルを披露 飛騨の匠の技と日本の森林資源を結ぶ新たな家具づくり

シラカワ(岐阜県高山市、白川勝規会長)は、JAPAN FURNITURE SHOWメイン会場で「TRES RAPT」シリーズの国産カバ材ダイニングチェアを展示するほか、同社東京ショールームでは、日本各地の県産材を使った「NIPPON COLLECTION」を特別公開する。いずれも国産材活用を通じ、森林保全と地域活性化を見据えた取り組みとなる。

「NIPPON COLLECTION」は、北海道産カバや岩手県産クリなどの広葉樹を採用し、4種類の脚デザインを展開。夏の飛騨家具フェスティバルに続く関東初展示として、自然と共生する家具づくりを提案する。会期は11月1日~9日(会場:東京デザインセンター4F)。

JFSメイン会場(東京ミッドタウン)では、佐戸川清氏デザインの「TRES RAPT」シリーズを出展。シンプルラグジュアリーを追求したデザインに新たに国産カバ材仕様を加え、素材の持つ温かみと飛騨職人の緻密な仕上げ技を融合させたプロダクトだ。

同社は“日本の美とモダニズムの融合”を理念に掲げ、「100年モダン」をデザイン哲学として飛騨の匠の技を継承。家具を通じて日本の森と人の暮らしをつなぐ姿勢を、今回の展示で明確に打ち出す構えだ。