トミタ(東京都品川区、富田亙正社長)は2026年3月、米LARSEN(ラーセン)、仏MANUEL CANOVAS(マニュエル カノヴァス)、米PERENNIALS(ペレニアルズ)の新作ファブリックスを相次いで発売した。いずれも素材感や色彩を前面に出し、住宅だけでなくホスピタリティや屋外空間まで含めた提案を強める。
ラーセンは「触感的ラグジュアリー」と「サステナブルなマテリアル感覚」を軸に、世界各地の織や自然の造形から着想した新作6コレクションを2026年3月10日に発売した。計36デザイン153点で、刺繍やジャカードの装飾性と、窓辺で光と影の表情をつくるシアーを両輪に据えたのが特徴だ。アジアやアフリカのイカット、自然風景、建築的幾何学を再解釈した「KANDI」、透け感で軽やかに動く「SALTA」に加え、抑制された幾何と石や大地を思わせる色調の「ASTI」、有機的なニュアンスと天然繊維の質感を生かす「MISTI」などを掲げ、装飾より素材の表情と経年の味わいに価値を置く潮流を示した。
具体例では、「KANDI」から不規則な細い刺繍ラインが幾何学的ストライプを描く「KANDI」が1m当たり3万6080円(生地巾134cm、全3色)、「ASTI」から小さなスケールの幾何学ジャカード「TOMAS」が同5万9730円(生地巾138cm、全6色)、「SALTA」から三色の糸がネット状に構成されたシアー「KUSUMA」が同5万3020円(生地巾148cm、全2色)などを例示する。クッション向け「VALERIO」(同6万3800円)など、張地と小物まで含めた“面”の提案で、空間の密度を上げる。
マニュエル カノヴァスは、南仏プロヴァンスを舞台にした“Hotel Canovas”の世界観を掲げる春の新作として、全7コレクション36デザイン246点を2026年3月5日に取り扱い開始した。装飾プリントや刺繍に加え、立体感のあるベルベット、表情豊かな織、純リネンのストライプ、屋内外で使える高性能素材までを網羅し、歴史と現代、東西の装飾文化が交差する構成とした。18〜19世紀のアーカイブ資料に基づく意匠を融合した「GIVERNY」や、東アジアに着想を得た水龍柄などを屋内外対応で展開する「CORTI」など、装飾の強さと実用の両立を打ち出す。
アイテム例では、スザニ刺繍に着想したカーテン「NEELA」が1m当たり5万600円(生地巾128cm、全3色)、ウズベキスタンの伝統的織技法のイカットを再構成したリネンプリント「ASTANA」が同5万1370円(生地巾138cm、全3色)としている。屋内外対応の「CORTI」では、水龍柄「NESS」が同5万9620円(生地巾140cm、全4色)で、用途の幅を広げた。
屋内外で使用できるパフォーマンスファブリックスとラグを展開するペレニアルズは、2026年春夏の新作「LA DOLCE VITA(ラ ドルチェ ヴィータ)」を2026年3月3日に発売した。イタリア沿岸の穏やかな午後や、時間と空間を慈しむ暮らしから着想し、食卓や屋外空間を華やかにする色彩とパターンを揃えたという。素材は先染めアクリル100%繊維にナノテクコーティングを施した糸で織り、漂白剤によるクリーニングも可能として、リゾートホテルやレストラン、子どもやペットのいる環境まで視野に入れる。価格は1m当たり5万8960円〜7万7110円で、ミニマムオーダーは1.8mからとする。




