筑波産商 秋季新作発表会 9月4日~6日 本社総合展示場にて

 筑波産商(埼玉県川口市、鶴見伸夫社長)は2023年9月4日から9月6日にかけて、新作発表会を開催する。会場は筑波産商本社の総合展示場。
 今回は5月に開催した発表会にて試作品として展示した製品を実発売するにあたり、製品の一部変更を取り入れつつバイヤーに向けて再アナウンスが行われる見込みだ。
 新製品の中でも特に注力するのは、オリジナルの電動昇降機能付きデスク「モース」、セラミックテーブル、電動ソファ、飛騨高山のオリジナルダイニング製品の4点。
オリジナルの電動デスク「モース」は自動昇降機能に加えて、作業台の傾斜角度も調整できる点、そして価格優位性も評価された。すでに一部の家具店からは、前回の試作品展示の段階で購入の打診もあるという。
 セラミックテーブルのコーナーもさらに充実させる予定だ。ダイニングテーブルについていえば、木製が主流ではあるものの、セラミックの需要は急伸している。木製には出せないデザイン性と、傷がつきにくい、熱に強い、メンテナンスが容易といった機能面が若い購買層を中心に評価されているからだという。セラミックテーブルの割合が増えるにしたがって、木製チェアでなくスチール製のチェアを購入する層も増えてきているようだ。
また、同社は電動ソファの展開にも注力している。これまではデザインやサイズ、座り心地が購買の決め手となってきたが、近年では新しく電動機能もユーザーの検討要素に加わった。ソファカテゴリの中でも電動ソファの需要は増えているという。次回展にとどまらず、今後さらなる拡充が予定されているようだ。 
業界が不調にあえぐなか、同社はエンドユーザーのトレンドや価格面に機敏に対応し、新商品を投入している。今回の展示会も最新のトレンドを反映した仕入れ検討に最適な場となりそうだ。