羊毛製品の開発を目指す長尾商事（名古屋・長尾和彦社長）のエコール羊毛断熱材は、天然のウール100％でふんわりつくられた日本で唯一の特許製法による住宅用羊毛断熱材だ。
寝具にも使われている羊毛なので、安心して使用可能。さらに目的は「結露と空気環境の改善」にある。弾力性があり、フワフワする中に空気を大量に含むことができる構造は、優れた断熱性能だけではなく、壁内結露を防止する役割を担う。また、アレルギーやシックハウスの原因となるVOC（ホルムアルデヒド等）や、タバコ・ペット・生活臭を急速に除去し、健康な住まいを実現する。
壁の中で起きる内部結露は、住宅の躯体や断熱材をすさまじい勢いで劣化させ、家の寿命を著しく短くすることが恐れられる。また、結露はカビやダニを発生させ、カビは胞子を飛ばし、人体に悪影響を及ぼす場合がある。結露は湿気と気温のバランスがくずれて起きるものだが、この結露問題はエコール羊毛100％の機能のひとつ「調湿性能」により効果が期待できる。
直近では教育環境改善を求める学校建屋のリフォームに際し、夏涼しく冬暖かいエコール羊毛100％断熱材への問合せが増えていると、同社の宮川祐輔マネージャーは述べている。
