パラマウントベッド INTIME1000が2023年度グッドデザイン賞受賞 今年春にモデルチェンジ、室内空間にあうテイストの電動ベッド

 パラマウントベッド株式会社(東京都江東区、代表取締役社長:木村友彦)の一般家庭向け電動ベッド「INTIME1000」が10月、公益財団法人日本デザイン振興会が主催する「2023年度グッドデザイン賞」を受賞した。この4月にモデルチェンジを果たした同製品を、同社直営店「眠りギャラリー TOKYO」で取材した。

 商品名としての「INTIME1000」がグッドデザイン賞を受賞するのは、今回が二回目。最初はモデルチェンジ前の2017年モデルが、同年のグッドデザイン賞を受賞している。2023年のグッドデザイン賞を受賞した新たな「INTIME1000」は、旧モデルと比べて電動ベッド機構部を極力見えなくすることで、介護用などで使われる電動ベッドのイメージを払しょくするような、インテリアに調和するデザインが特徴となっている。

 旧モデルと比べて最大の変化ともいえるのは、電動ベッドの操作スイッチのスタイルだ。新たにLEDライトが備わったタイプが登場。操作スイッチはコードもストレート型となり、より住空間、インテリアにマッチするスタイリッシュなデザインとなった。また新タイプのスイッチは、使い方に応じて角度を変更することが可能。ライトも備わったことによって、間接・補助照明としても使用可能となった。このほか、現代のライフスタイルに合わせ、スマートフォンなどのデバイスが充電できるUSBポートも設けるなど、随所に改良が施されている。なお、旧モデルからのカールコード型の操作スイッチもオプションで購入可能。

 マット幅は91、120㎝に加え、新モデルでは97㎝もラインナップし3種類での提案。モーター数は3モータ―、1+1モーターの2種類、カラーははナチュラルオーク、ミディアムウォールナット、グレーアッシュ、ダークウォールナットの4種類だ。ここに、3種のボード(キューブ、ラウンド、スクエア)、そしてハリウッドスタイルもしくはヨーロピアンスタイルから選択可能となり、幅広いバリエーションが同製品の特長でもある。

 グッドデザイン賞受賞にあたっては、「全体的にはシンプルで電動ベッドには見えないデザイン」「メカも様々な工夫で隙間などから見えないように工夫されている」点などが評価された。日常の生活でもより豊かな毎日を過ごすための配慮が随所に採り入れられた「INTIME1000」。今後も同社の製品開発に注目が集まる。

(佐藤敬広)