欧米の床材を扱うOshima Pros(東京都目黒区、大島亜季子代表)が、デンマークのカーペットブランドEge Carpetsの新コレクション「SHE」を紹介する新作発表会「SHE A TRIBUTE TO HER」を、東京・日本橋兜町の複合施設Keshikiの多目的スペース「AA(アー)」で2024年1月24日(水)、25日(木)に開催する。なお、同コレクションのデザインを手掛けた、デンマークのコペンハーゲンを拠点とする2人の女性デザイナー、ローラ・ビルデ氏とリネア・ブレール氏も来日し、アートや素材、カラーのコンビネーションについて語るワークショップを実施予定。
Ege Carpets(エゲ カーペット)は、1938年にデンマークで創業したブランド。「カーペットを通して人や社会とコミュニケーションする」という考え方のもとに、気鋭のデザイナーとコラボレーションした質の高いプロダクトを展開するとともに、古い漁網をリサイクルしたパイル素材「ECONYL(R)︎」や、ペットボトルをリサイクルしたバッキング素材「ECOTRUST」を採用するなど、環境に配慮したものづくりでも知られている。
ローラ・ビルデ氏とリネア・ブレールしの2人がデザインを手掛けた「SHE」は、テキスタイルや彫刻、ペインティングなどのクラフトの分野で十分な評価がなされてこなかった、1930年代、1940年台の女性作家たちへのリスペクトから生まれたカーペットコレクション。 「SHE」は、現代に生きる女性デザイナーの道を拓いた女性作家 — Agnes Martin、Aino Aalto、Anni Albers、Ray Eames、Sonia Delaunay、Sonja Ferlov Mancobaらの卓越した仕事を残した先人たち — を讃えるコレクションだ。
彼女たちの技法に魅了されたデザイナーの2人は、手で描いたり、切り貼りのような構成をもとに、6種類のパターンをデザインした。 デザインは、さまざまな織り方によって生み出された特徴的なパターンや実験的なフォルム、シンプルでグラフィカルな絵画の解釈から生み出されている。不完全なディテールをカーペットデザインに取り入れながらも、シンプルでオーガニックな見せ方とすることで、それぞれのカーペットにはナチュラルな感覚とアーティスティックな自由が表現されている。
「SHE」は、過去に活躍した女性作家たちへのオマージュであり、このコレクションによって、“不完全さ”をインテリアや生活の中に取り入れたいと考えた。そこには、完璧ではない人生を受容することの大切さを伝えたい、という2人の想いも込められている。「SHE」は、これまでに数多くのアワードを受賞したEge CarpetsのReFormコレクション「ReForm A New Wave」の中で、初めてローラ・ビルデとリネア・ブレールが手掛けたカーペットで、素材には最高級のウール100%を使用している。
【開催概要】
イベント名称:SHE A TRIBUTE TO HER
開催期間 :2024年1月24日(水)11:00~21:00、25日(木)11:00~18:00
開催場所 :AA(アー)/東京都中央区日本橋兜町6-5 兜町第6平和ビル Keshiki(景色)B1F
※デザイナー在廊予定: 24日(水)11:00~12:00、25日(木)13:00~15:00
【タイムテーブル】
1月24日(水)
17:00 Ege Carpets代表プレゼンテーション(予約制)
17:30 デザイナープレゼンテーション(予約制)
18:00 第1回ワークショップ(予約制)
19:00 レセプション
1月25日(木)
16:00 デザイナープレゼンテーション(予約制)
16:30 第2回ワークショップ(予約制)