藤栄（名古屋市中区、岩井重樹社長）は、「FIS NEW COLLECTION 2024 EXHIBITION」を、東京、名古屋、大阪、福岡で順次開催している。
東京会場は、東京都渋谷区のWITH HARAJUKUホールで開催。前回はコロナ禍での開催だったが、その前回展と比較すると来場者は増えているようだ。主な来場客はハウスメーカーやインテリアコーディネーター、デザイン事務所となっている。
FIS（FUJIEI INTERIOR STUDIO）ブランドの商品はマンションなどのモデルルームをターゲットにした商品展開となっており、モデルルームの空間をより良く魅せるための商品づくりを意識している。高さを低めに設計したソファは視界を確保することで空間が広く見えるように工夫をしている。また、アイボリーやベージュの張地を多く採用しているのは空間を明るく見せるためである。デザインもインテリアコーディネーターがコーディネートしやすいようにシンプルなものとなっている。
今回の新作展示会では、セラミックや大理石、真鍮など木材以外の素材を使ったアイテムを新たに展開。異素材のアイテムを組み合わせることで空間のアクセントとなるため、来場したコーディネーターからの評価も高い。また、ベルベット生地やブークレ生地、ラタンを使用したチェアも展開しておりシンプルでありながらトレンドや遊び心を意識したアイテムも多くある。
近年は白やグレー系の床材を使用したモデルルームが増えており、そのような空間に合わせられるようにグレイッシュな色合いの商品も取り揃えている。人々のライフスタイルの変化によって求められるモデルルームの空間も変化している。今回の新作展示会では、その変化を意識した商品提案となっている。
