COCO-MAT JAPAN(ココマット ジャパン) 「COCO-MAT OKUROJI TOKYO」 4月20日に東京・日比谷に移転リニューアルオープン 栃木・真岡の大瀧ホームインテリアが総代理店

家具販売店を手掛ける大瀧ホームインテリア(栃木県真岡市、大瀧雅一社長)が日本総代理店を務めるCOCO-MAT JAPAN(ココマットジャパン)が2024年4月20日(土)に、東京の新店舗となる「COCO-MAT OKUROJI TOKYO」(東京都千代田区内幸町1-7-1 OKUROJI-G11)を移転リニューアルオープンする。

同社は2020年6月より、東京都江東区で「COCO-MAT有明ガーデン店」を運営していたが、昨年ポップアップストアを日比谷OKUROJIで開催。日比谷OKUROJIの立地や雰囲気がココマットの店舗にもマッチしていると判断し、このたび移転リニューアルすることとなった。

1989年にギリシャで創業のCOCO-MAT(ココマット)は、ノンコイルマットレスの製造で世界的にも高い評価を受けている寝具ブランド。マットレスは天然ラテックス、馬の鬣、ココナッツファイバーなどの天然素材を使用し、ハンドメイドで製造されている。ジッパー以外はすべてリサイクル可能な素材で構成されており、化学繊維を使用していないことも特徴だ。耐久年数は約20年と、長期間の耐久性も訴求ポイントとしている。価格は約20万円からと、他社マットレスと比較して高価格帯の商品ラインナップ。ブランドのコンセプトを前面に押し出した販売を展開している。

新たな店舗は、様々な利用者が入店しやすいようなアットホームな空間づくりを意識した店舗内装とし、店外から店内が見えやすいように配慮されている。

入口付近にオーガニックコットンを使用したクッションや、天然ラテックスを使用したペット用ブランケットなどの商品を置くなど、気軽に店内へ入りやすい商品配置になっている。

その奥にはまくら製品、そしてマットレス各種が並ぶ。このほか、製造時に出た端材を再利用して製作したバッグなども販売。木製自転車などのアイテムも特徴的で、店内で存在感を際立たせていた。

ココマットは世界20カ国に展開しており、海外のユーザーもココマットブランドの製品をよく認知している。そのため、日本在住の外国人、特に中国などの富裕層が購入するというケースもこれまで多くあったようだ。

今年2月に開催された国際ホテル&レストランショー(HCJ2024)での同社ブース

大瀧ホームインテリアは、年に4回開催されている福岡・大川の家具見本市にも出展しており、全国の家具販売店にココマット製品をPR。目標としては、各都道府県に多くても2店舗ずつ、ココマット製品を導入していきたいとしている。2020年にココマットの総代理店となって以降、前述の大川での家具見本市や、東京ビッグサイトで開催される国際ホテル&レストランショーなどにも出展し、家具販売店を中心に卸先の拡大を図っている。


大瀧ホームインテリア 大瀧雅一社長

4月17日に行われたレセプションでは、同社の大瀧雅一社長が挨拶。
「8年ほど前、ニューヨークに小売店の視察に行った際、その中にたまたまココマットのお店があり、その翌年のミラノサローネ国際家具見本市でも出展していたので、スタッフの方と話をしました。そしてココマットのギリシャ本社を訪問したのですが、とてもすごい企業でした。もちろん、品質面でもそうですが、”ナチュラル”に対する考え方、使っている素材についてや、地球環境などの面についても、とても深く考えていました。ココマットの企業としての考え方に惚れ込み、日本にも広げていきたいと考えました」とし、
「日本に輸入して5年目となりますが、少しずつ販売を広げ、お客様にも喜んでいただいています。お客様には”使用した先の将来、このベッドは庭に埋めてください”というお話をします。天然素材ですので土に還すことができるからです。使っていた時の感謝の気持ちも込めて土に還すことができます。レセプションには、取り扱ってくださっている家具販売店をはじめ、インテリアコーディネーターの方にもご参加いただいています。ココマットの製品を、日本のインテリア業界に広めていきたいと思っています」と語った。


(佐藤敬広)