第53回中国広州国際家具博覧会(CIFF 2024) 約36万人が来場

第53回中国広州国際家具博覧会(CIFF 2024)が、2024年3月18日~21日(第1フェーズ)および28日~31日(第2フェーズ)の8日間、China Import & Export Fair Pazhou Complexで開催された。第1フェーズおよび第2フェーズを合わせた総面積は85万㎡。総出展者数は約4700社で、パンデミック前の過去最高だった2019年と比較して11.8%増加した。

来場者は36万3449 人で、2019年と比比較して22.1%増加。うち、海外からは178か国から5万1205人が来場した。海外からの来場者は、2019 年と比較して 43.1%の増加となった。なお、第1フェーズにおいては、出展面積は43.8㎡、出展社は2160社、来場者は12万8000人、海外からの来場者は2万4000人だった。出展社数、来場者数、海外バイヤー来場数のすべてにおいて、第2フェーズが第1フェーズを上回った。

今回のCIFF広州2024 では、規模、製品範囲、提供品質、ビジネスチャンスの点で 4 つの大きな改善が見られ、デザインの最新トレンドを学び、中国製家具の新しい側面とそのビジネスの可能性を発見するユニークな機会が提供された。展示会では近年の市場のニーズに応え、素材やディテールの面でより洗練された製品を提供する、デザイン性の高いブースで構成。 バイヤーのニーズに合わせるべく、家庭とオフィスの両方における新しいトレンドに興味を持つインテリアデザイナーも集まった。著名デザイナーやジャーナリスト、キュレーターが参加する幅広い展示、講演、フォーラムも数多く開催された。

第1フェーズでは、ホームファニチャーに特化した展示が行われ、家庭用家具、装飾品、テキスタイル、アウトドアおよびレジャーファニチャーシステムが展示された。 新しい「スマートスリープ」に焦点を当て、リビングエリアとダイニングエリアの機能的な側面から、リビングエリアと寝室エリアの室内装飾など、スマートホームの実現に向けた現代的なデザインソリューションが提案された 。

第2フェーズでは、オフィス家具や商業空間、家具産業向けの機械、材料、部品に焦点を当てた展示が行われた。機能や持続可能性を統合したトレンドをさらに発展させるための新製品を特集し、ワークスペースや商業プロジェクトに最適なソリューションが提案された。

CIFM/interzum Guangzhou 2024では、サプライチェーンに焦点を当て、家具業界の発展に必要不可欠な機械、材料、コンポーネントなど、最先端のソリューションを紹介した。素材セクションにおいては、独創的な表面デザインに特に重点を置き、家具やインテリアデザインの新しいトレンドを提案した。 ハードウェア部門は、よりスマートな住宅向けの高級家具の製造における新たな基準を設定。 人工知能と統合ソリューションの使用に重点を置いた機械部門は、家具業界におけるイノベーションとデジタル変革のベンチマークとなった。