リフォーム産業フェア 2024 「Great Turing Point(大転換期)」をテーマに、今後のリフォーム需要に沿った出展目立つ

リフォーム産業フェア 2024が、2024年8月6日(火)および7日(水)の2日間、東京ビッグサイトの西展示棟で開催された。主催はリフォーム産業新聞社。家具インテリア関係企業も多数出展し、建築関係や不動産関係などの来場者へ訴求を図った。

今年の見本市のテーマは「Great Turing Point(大転換期)」をテーマとした。今後世帯数の減少が始まる中、新築着工数も徐々に減少し、住宅ビジネス自体が大きな変革期を迎えるとし、見本市でも今後のリフォーム需要に合わせた製品提案が行われた。


昨年に引き続き出展の東谷(名古屋市中区)は、新カタログ発刊にあわせ、新たに展開する「form(フォーム)」ブランドの製品を中心に展示した。昨今のトレンドをおさえながら、デザインやカラーなど、モデルハウスや建売物件などへむけ、コーディネートしやすいアイテムラインナップとした。ラタンなどの天然素材を用いたテイストが人気のようだ。

F7シリーズのダイニングチェアは、前垂れのデザイン、スリムラインレッグなどが特徴。F6シリーズのテーブルは、メラミン化粧繊維板に木目をあしらった天板縁を採り入れている。このほか、ペーパーコードが特徴的なF2シリーズのスツールなど、豊富なラインナップが来場者の関心を惹いた。


モーブル(福岡県大川市、坂田道亮代表)も、同見本市に出展。全天候型のアウトドア家具コレクション「KAIS(カイス)」をPRした。同社オリジナル素材でメンテナンス性や耐久性、速乾性に優れた「LITE WAVE(ライトウェーブ)」を用いた「KAIS」は、雨やカビに強いクッション材として注目を集めている。露天風呂のクッションやカフェテラスのチェア、プールサイドのチェアなどでも、「KAIS」シリーズを用いることが可能だ。


新洋電気(東京都中野区)は、シャンデリアなどの照明製品の展示を行った。「和の灯り」は国産材を用いて全工程を手作業で製造している。東京都内の染め師とコラボレーションして製作中のアイテムのように、和紙など日本の伝統技能を織り交ぜたコラボレーションアイテムなども展示された。50年以上のロングセラーデザインや、あえて民芸調にしたデザインのものなどもラインナップ。和室が少なくなっている住空間事情を踏まえて、和のテイストを保ちながら現代のマンション住空間にマッチするようなアイテムも導入している。


友安製作所(大阪府八尾市)は、オーダーのウォールナットテーブルやアイアンドアなど、同社が得意とする、真鍮・アイアンを用いたアイテムを多数展示した。今回の見本市でも展示した「BRUSHUP」シリーズは、アイアンと木などの組み合わせで、同社が企画・開発・製造したもの。自社内に鉄工所および木工所を設けているため、アイテムの展開を豊富に、かつスピーディーに行うことができる。製品の主な販路はECが中心だが、同社はこの通販事業のほか、工務店事業やレンタルスペース事業、まちづくり事業などを多角的に展開している。


その他、会場の様子。

タカショー
すえ木工
サンユーペイント
メガソフト

(佐藤敬広)