ソーシャルインテリア 法人向けショールーム兼オフィス「THE MUSEUM」開設 50以上のブランドが一同に

ソーシャルインテリア(東京都港区、町野健代表)が、共創型ショールーム兼オフィス「THE MUSEUM」を2024年9月20日にオープンする。

近年、オフィスのあり方が大きく変容しているなか、単一のブランドではなく様々なメーカーブランドが集まる法人向けショールームとして開設。様々なショールームを渡り歩く必要がなく、同施設で一度に体験可能となる点を訴求する。家具などのインテリア商品をはじめ、床材、照明、塗装等に及ぶ50以上の企業が協力している。国内の家具メーカーでは、主な企業としてカリモク家具、マルニ木工、内藤インテリア工業、平田椅子製作所などが名を連ねている。

海外ブランドはフリッツ・ハンセン、ハーマンミラー、トーネット、ヴィトラなど。このほか、照明機器類なども併せると、協賛企業は海外ブランドが比重としては多い。今後国内の協賛企業・ブランドについても増強していく予定と同社。

「THE MUSEUM」はパートナー企業やブランドの垣根を越えた”共創型ショールーム”を目指し、オフィス空間の可能性をパートナー企業と共に拡張していく。同施設をマーケティングの場として活用し、リード顧客企業を協賛企業にも提供、販売を促進していく。参画のメリットとして同社は、同社および参画企業のクライアントにリーチできる点、PR時に取材場所として活用可能な点、展示アイテムは随時交換可能な点などを挙げている。

室内空間のデザインコンセプトは、一般的な美術館と同じく、白・グレーを基調としたシンプルかつ重厚なイメージを採用。面積は全体で約280坪(926㎡)だ。天井高は3~4mとし、空間の質感向上に貢献している。

同施設は「Showroom」と「Workspace」が一体となっていることも特徴のひとつ。入口入ってすぐのエリアには、カリモク家具の「SEYUN」が配置されている。ショールームエリアには海外ブランドの家具・照明が多く配置されている。

このほか、ワークスペースエリア・ミーティングエリアも見学が可能だ。オフィスチェアの座り比べや間仕切りの使用例など、働き方に関する様々な事例を見学することができる。

協賛企業のひとつであるヤマハの音響設備によって、室内に環境音を流すことにより、働きやすく過ごしやすい環境を整えている点も特徴だ。

リモートワークボックスも複数のメーカーのものを用意し、実際にその場で違いを比較することができる。

ソーシャルインテリアの町野代表は「当社の顧客をこのTHE MUSEUMに誘致することに関しては、1年以内に理論上月1000社弱の来社が見込める。1年で1万社は見込める水準だ。二桁億以上の売上は獲得できるのではないかとみている」と話す。家具の入れ替えは必須ではないとし、メーカーと相談の上随時決定していくようだ。

町野代表は「THE MUSEUM家具のみならず、照明や植栽、床材など様々なブランドにご協力いただいている。様々なブランドの推したい製品が集まった集合体がどうなるかというのは、私個人としてもチャレンジだった。協賛のメーカー様にも喜んでいただけており、既に何社か施主様にも来場していただいて、反響を得ている。この場所で責任をしっかりと持って販売していきたい」と、今後の抱負を語った。