匠大塚 池袋東武店増床リニューアル ラグジュアリー提案でVIP客サービス向上へ 新たな自社ブランド製品投入も

匠大塚(埼玉県春日部市、大塚勝久会長)は、東武百貨店池袋本店5階の「匠大塚 池袋東武店」について、2024年10月24日(木)に増床リニューアルオープンした。

これまでも東武百貨店内で営業してきた同店だが、外商の顧客へのサービス提案についてもより強化を図るべく、今回の増床リニューアルに至った。リニューアルにより、展示面積はこれまでの倍近くの1700平米まで増床。これにより、展示商品数を倍増させた。

増床エリアには匠大塚オリジナル新ブランドの「exc(エクス)」をはじめ、松創や日本フクラ、海外ブランドなどラグジュアリー製品を中心に据えた。

特にラグジュアリー製品の区画をしっかりと設けることで、ブランドの価値観を顧客により伝えやすくする狙いがある。増床エリアは、これまでの店舗空間とは一味ちがった、特別感のある空間を演出し、よりきめ細やかなサービスの向上を図っていく。

注目は、匠大塚オリジナルの新ブランドである「exc(エクス)」だ。新ブランドからは「VALENTE(ヴァレンテ)」「MAY」「RUDO」「COASTAL」の4シリーズをラインナップした。

旗艦モデルとなる「VALENTE(ヴァレンテ)」は、カウチソファ、センターテーブル、サイドテーブルで構成。特にゴールド色のステンレス脚を用いたカウチソファは、洗練された上質な空間を醸成する。ファブリックはベージュおよびグレーから選択可能。空間に馴染みやすい円形のデザインが特徴だ。

センターテーブル(W1300×D680×H280)およびサイドテーブル(W450×D450×H520)は、天板に大理石を使用。ここにオーク材とステンレスを組み合わせている。

「ヴァレンテ」には、サイドボード、テレビボードもラインナップ。多様なニーズにも対応する。

そしてダイニングセットは、W2000×D900×H740の大型テーブルが存在感を放つ。ダイニングテーブルも、天板に大理石使用。ここに、ダイニングアームチェアおよびダイニングチェア(肘なし)を組み合わせることができる。

「MAY」は、ビーチ材とラタンを使用したシックなモデル。ソファ、アームチェア、センターテーブル、サイドテーブル、ダイニングセット、ベンチをラインナップしている。

「RUDO」センターテーブルは、「VALENTE」カウチソファと組み合わせて展示された

「RUDO」は、ソファ、センターテーブル、ダイニングテーブル、ダイニンクチェアのラインナップし、テーブル天板には大理石を使用している。

同社は2015年の創業以来、主に国内外のメーカーブランドを取り扱ってきたが、創業から約9年が経過したいま、ラインナップの拡充のため、匠大塚オリジナル製品のブランド強化に踏み切ったという。自社ブランドの製品を充実させることは、納期などについてもよりコントロールがしやすいことから、顧客に対してのサービス向上につなげていくようだ。

なお「exc(エクス)」は、ヨーロッパやアラブ首長国連邦のドバイ等の高級ホテルにも納品している、ベトナムの協力メーカーで製造している。したがって、製品の品質に関しての実績も折り紙付きだ。ホテルライクなエッセンスを踏まえながら、日本の住空間向けに改良していることも、「exc(エクス)」の特徴だ。

なお、リニューアルに際し、新たに日本フクラ、冨士ファニチアの製品も取り扱う。既存のエリアに配置していた商品についても配置転換を行った。同店では今後も随時ラインナップを更新しながら、メーカーブランドの枠を超えた家具・インテリアアイテムのトータルコーディネート、アフターメンテナンスをサポートし、住空間提案の充実につなげていく。

(佐藤敬広)