来春最大規模VIFA EXPOベトナム VIFA ASEANに61か国

ベトナムの国際家具展、VIFA EXPO 2025が、2025年3月5日から8日までの4日間、過去最大の規模でホーチミン市の2会場で開催される。ベトナム国内の家具企業が集まる最も歴史ある家具展であり、3月に始まるアジア各地の家具展と一連のものである。
今年開催された第15回となるVIFA EXPO 2024では、3万6000平方メートルの会場に600社以上が2000を超えるブースを出展。ベトナム以外に17カ国が参加した。1万3000人を動員し、国外のバイヤーは72カ国の5200人にのぼった。参加者への後日の調査によると会期中に75%が契約または覚書に至った。

これにより2025年は規模を拡大することになり、ホーチミン市の最大の展示場であるSECCとスカイエキスポベトナムの2会場で開催される。ブース数は3000になる。開催発表からの短期間ですでに、コダやウッドネットなど世界のトップブランドをはじめとする19カ国の400社が2000以上のブースを出すことが決定している。

一方、ベトナムでアジアの出展者を広く募る家具展の第2回、VIFA ASEAN 2024は、2024年の8月27日から30日までホーチミン市で開催された。出展者は224、うち64が国外13地域からの出展だった。同展示会は韓国のKOFURN、マレーシアのMFFM、中国のCIFF、インドネシアのIFFINAなどと一連のイベントで、2024年は60の国と地域から7128人が参加した。内装、外装、家具、ハンディクラフトや製造工場のサポートについて展示し、来往者の成約を手助けする。カーボンニュートラルと排出権取引についてのセミナーや工場見学ツアーもあった。国外からの参加者にはタンソンニャット空港からの無料送迎もある。

VIFA EXPOは、ベトナムで最も古く権威のある家具見本市であり、2008年以来16年間にわたり、予想を上回る成功を収めて15回の開催実績を誇る。国際的なバイヤーのつながりを広げるため、IFEX(インドネシア)、MIFF(マレーシア)、EFE(マレーシア)、CIFF(中国)といったアジアの国際家具見本市チェーンにおける主要な家具見本市の一つとしての位置づけだ。次回15回目の開催となるVIFA EXPO 2025では2つの展示場を使用して、スケールもさらに拡大しての開催となる。なお、SECCとスカイエキスポの両会場を訪れる来場者の利便性を高めるため、30分毎に無料シャトルバスサービスが設定される予定だ。国際輸出基準を満たす高品質の木材、家具、手工芸品、室内装飾品を扱う評判の高いメーカーや供給元が集結する同見本市に注目だ。