
今回のVIFA EXPO2025にゴールドスポンサーとして名を連ねて出展した馬場家具(群馬県高崎市)は、同社が展開する「INTER LIVAX」ブランドを出品。ホールAのメイン通路で、最も入口側のエリアとなる3小間を広々ととり、大々的に製品群を打ち出した。

今回は、多様なサイズバリエーションに対応可能なメリットを訴求。ベースの販路は日本およびタイが主力だが、小規模な輸出にも対応し、より海外への販路を広げていきたいようだ。ASEAN諸国、特にシンガポールやマレーシア、インドネシアや台湾、バングラデシュやインドにも取引先をもつなど、日本以外の販路も着実に広げている。

インドの家具市場が旺盛になってきていることから、今回のVIFAEXPOおよび同社のブースにも、インド系のバイヤーが訪れたようだ。長年VIFA EXPOに出展し続けている同社だが、インド市場をはじめアジア各国へのブランディングを強化するなど、そのブランドを着実に根付かせることができるよう取り組んでいくようだ。今後の展開に注目が集まる。

4FUL(広島県尾道市)グループのSATO SANGYO VIETNAMも、ホールAに出展。今回は、日本のコントラクト案件、ホテルや商業施設むけの家具および、個人消費者向けのアイテムの2つにカテゴリを分けた展示とした。ベッドフレームやサイドテーブルなどのコントラクト向け製品は、耐久性などの品質面を訴求しており、今後も販促を注力していきたいカテゴリであると同社。

一般消費者向け製品についても、日本国内をはじめ、韓国や台湾、マレーシアやベトナム国内でも販売するなど、販路を拡大している。首都圏などにむけた2WAY用製品も開発するなど、トレンドを意識した製品開発に余念はない。


ベトナムやインドなど、人口が増加している国については今後の発展も見込まれることから、販路の拡大先としても注目しているようだ。日本国内のみならず海外展開についても、同業他社とタッグを組みながらOEMなどでの展開を進めていきたいとしている。
(続く)