
ベトナム・ホーチミンに拠点のFUKUI VIETBAN FURNITUREをもつフクイ(栃木県鹿沼市)は、同社が展開する「Arreda(アレッダ)」ブランドを出品。同社はVIFAEXPOおよびHAWAEXPOの2つの展示会に同時出展したが、VIFAではファブリック系、HAWAではレザー系と、展示製品を分けた。
ホールBに展示ブースを構えた同社は、クラシックとコンテンポラリーのスタイルを組み合わせた製品群を展開。ワイドなサイズ感のソファなどを数多くラインナップしたほか、これらのソファに合うサイドテーブルなども多数取り揃えた。
厳格な品質管理やデザイン、製造面を訴求し、これまでに日本をはじめ、オーストラリア、ニュージーランド、スペイン、北米や南アフリカなどに輸出実績をもつ。

白井産業(静岡県藤枝市)グループのシライベトナムは、同社が得意とするオープンラックやキャビネットなど各種製品を出品。同社の主なターゲットは日本市場だが今後はベトナム市場にも販路を拡大したいようだ。製品は日本向けのものが多いため、価格帯をベトナム市場に合わせるべく開発などに取り組んでいる。したがって今回のVIFAEXPOに出品したアイテムは、日本国内向けよりも安価な価格帯のものを中心に揃えた。出展を経て、現地の取引先企業を徐々に増やしながら、将来的な市場への浸透を図るべく努力している。

VIFAEXPOに初出展したチヨダコーポレーション(広島県北広島町、山中雅俊代表)は、門土(MONDO)、蒼(AOI)、2段ベッドなどを出品。同社はVIFAEXPOの直前に開催されたマレーシアへのMIFFへも出展するなど、中国をはじめ、台湾や韓国、モンゴルやオーストラリアなど、海外への展開を積極的に進めている。
蒼(AOI)ベッドフレームは、ヒノキ材を使用しつつ、テラコッタ色をシートに採り入れた。国産のヒノキを特長として生かす同社だが、やはり海外からはヒノキ材への注目が高く、香りやその効果にも注目が集まっている。マットレスについては、海外にも同業他社が多数あることから、差別化を図る努力を今後も継続していくようだ。
(続く)