【オルガテック東京2025開催事前ピックアップ(2)】川島織物セルコン 昨年のコンセプト踏襲しながら、布を用いた造形物も展示予定

川島織物セルコン(京都市左京区 光岡朗社長)は今年もオルガテック東京に出展する。同社は同展の第一回目から出展を続けており、今年で4回目。昨年同社のブースでは、ミラノサローネに展示した「百の黒」を再現し、織物の多彩さを表現した。また、壁装吸音材のファブエース(FAB-ACE)や、同社が日本総代理店を務めるインターフェイス社のタイルカーペット、ファブリックを使った仕切りなどオフィスならではの空間提案も訴求し、多くの来場客が押し寄せた。

今年の出展内容も昨年のコンセプトを踏襲するが、百の黒に代わって今年は布を使った造形物も展示予定としている。同社商品本部の小林祥浩氏は、来場者に一貫して伝えたいのは織物や布の持つ可能性だと強調する。「例えば、従来はオフィスの間仕切りはスチール製品が中心でしたが、当社ではファブリックを使った提案が可能です。布地の向こう側で人の動きを感じながら空間を仕切る役割を果たすことができますし、必要に応じて開放する、撤去することも可能です。このような空間提案は過去3回で多くの来場者に好評いただいており、出展の手ごたえを感じています。」と語った。同社が今年、どのような展示を行うか注目していきたい。