【取材】発表会レポート:河淳 KEYUCA、25周年で「ライフソリューションブランド」へ進化 生活の質を高める”生活投資財”を提供

河淳(東京都中央区、河崎淳三郎代表)が運営するインテリア・ライフスタイルブランドのKEYUCAは、ブランド創立25周年を迎えるにあたり、新たに「ライフソリューションブランド」への転換を発表した。2025年9月3日に都内の同社拠点で開かれた発表会では、生活者が抱える“日常の小さな不便”に寄り添い、製品を単なる消費材ではなく「生活投資財」として位置づける新コンセプトが披露された。

ライフスタイルからライフソリューションへ

KEYUCAは2000年にインテリアブランドとして誕生し、2020年にはアパレル分野にも進出。生活全般を提案するライフスタイルブランドへと成長を遂げてきた。そして2025年、さらなる進化として「課題解決」を軸に据えたライフソリューションブランドへと舵を切る。同社が実施したアンケート調査では生活者の約7割が日常の困りごとを感じており、その多くが未解決のまま我慢している現状が浮き彫りとなった。

高機能性で人気の商品群

会場では、KEYUCAの代表的なヒット商品が改めて紹介された。累計94万個を販売した「両開きダストボックス」は、整理収納アドバイザーと共同開発した機能性の高さが評価され、静音設計やキャスター付きといった細部に至る工夫で“後悔しないゴミ箱”として支持を集めている。また、「楽に洗えてふんわりランチボックス」や「すごナノ撥水シリーズ」なども、暮らしの課題を解決する実例として取り上げられた。

さらに新商品として、姿勢を無理なくサポートする「肩ラクラク姿勢サポートインナー」が披露された。衣類分野でも「使い続けることで生活の質を向上させる」発想を具現化している。

KEYUCA LABと共創の取り組み

また、「KEYUCA LAB(ケユカラボ)」の新設も発表された。これは生活者の声を製品開発に直接反映させる仕組みで、「暮らしのモヤモヤ」を収集し、課題解決型の商品開発へとつなげていく取り組みだ。日常に寄り添うブランドとして、共創型のアクションを今後強化していく方針が示された。

スイーツブランド「ドルチェフェリーチェ」の再統合

KEYUCAの一部門として誕生し、独立展開してきたスイーツブランド「ドルチェフェリーチェ」も、今回のリブランディングで再びKEYUCAの一部として再定義された。暮らし全体を彩るブランドとして、“衣食住”を横断する存在に位置づけ直す狙いだ。10月には新たな店舗展開も予定されており、スイーツを通じたライフスタイル提案を強化していく。

”生活投資財”としての未来へ

同社は「KEYUCAは使い捨てられる生活消費材ではなく、長く使うことで生活の質を高める”生活投資財”を提供していく」と宣言。生活者が直面する日常の課題に応え、暮らしの質を高めるブランドへの進化を、25周年を節目に改めて打ち出した。

(佐藤敬広)