東京の家具工房KOMA(東京都武蔵村山市、松岡茂樹代表)が、福岡の盆栽ブランドScapesと協業し、コラボイベント「Scapes × KOMA」を2026年1月17日から1月25日まで開催した。会場はKOMAshop青山支店で、期間中は家具と盆栽を組み合わせた展示、初公開とするコラボ鉢の販売、盆栽ワークショップを展開した。


イベントは「一生ものを育てる、家具と盆栽」を掲げ、長期使用を前提とする家具と、時間をかけて姿をつくる盆栽の価値観を重ねた企画として打ち出した。

販売企画の柱の一つが、Scapes × KOMAのコラボ鉢で、Sが110,000円(税込)、Lが132,000円(税込)とした。鉢のみの価格で、樹は別途費用が発生。会場では家具の素材感と合わせて“見せる鉢”として提案し、展示と販売を連動させた。
また、希少材を用いた一点物の盆栽飾り台も用意した。大小さまざまな飾り台を計10点そろえ、厚みのある一枚板を仕上げた。例として、茶神代欅301,400円(税込)、黒柿196,900円(税込)、茶神代欅136,400円(税込)を掲げ、いずれも飾り台のみの価格で樹は別途とした。
体験企画では、Scapes代表の濵地周三氏とスタッフが講師を務める盆栽ワークショップを設定した。各回ともSOLD OUTとなり、関心の高さを示した。

家具・インテリア業界では近年、店頭での「体験」設計を強め、異業種・異分野との協業で滞在時間を伸ばす試みが増えている。今回の企画は、KOMAが掲げる「一点物作品のクオリティーを製品に」という手仕事志向と、Scapesが示す盆栽の新しい見せ方の提案を、同一空間で編集する構図となる。高額帯になりやすい家具・工芸品の領域で、購入前に素材・サイズ感・世界観を体感させる場をどうつくるかは共通課題であり、盆栽という“育てる対象”を重ねた提案が、インテリアの文脈でどこまで定着するか注目される。






