トミタ(東京都品川区、富田亙正社長)は、フランスの老舗ファブリックスブランド「LELIÈVRE(ルリエーブル)」と、同グループの「QUENIN(カナン)」から、2026年春の新作コレクションを4月7日に発売した。今回投入したのは全57デザイン264点で、異文化の旅を主題にした「ESCALES LOINTAINES(エスカール ロワンテーヌ)」、ブランド初の本格的なインドア・アウトドアコレクション「ÎLES DU VENT(イル デュ ヴォン)」、祝祭の高揚感を表現した「FESTIVITÉS(フェスティヴィテ)」の3本柱で構成する。
ルリエーブルの「エスカール ロワンテーヌ」は、世界各地の文化や工芸、風景から着想を得たシリーズだ。籐編みを思わせる織りや航海のロープを想起させる幾何学、植物やアジア文化のモチーフを取り込み、深みのある色彩と存在感あるパターンで空間に物語性を与える。具体的には、島々や建物、豊かな植生を描いた「LA TRAVERSÉE」や、熱帯の森の樹冠を思わせる総柄「CIMES」などが揃い、装飾性の強い提案となっている。
一方、「イル デュ ヴォン」は、カリブ海の陽射しや潮風、鮮やかな植生をモチーフにしたルリエーブル初の本格的な屋内外対応コレクションだ。耐候性と耐久性を備えながら、室内にも自然に溶け込む質感を実現し、屋内外をゆるやかにつなぐ空間づくりを提案する。幅広ストライプで開放感を演出する「MONTSERRAT」や、イカット調の柄を立体的に見せる「ORCHILA」などを揃え、ホテルやテラス空間への展開も意識した内容になっている。ペットや小さな子どもがいる空間にも取り入れやすい点も訴求する。
カナンの「フェスティヴィテ」は、舞踏会や舞台芸術、社交文化、ファッションなど、人が集い祝う場の華やぎをテキスタイルで表現した。花柄のサテン地「BRINDILLE」、ダマスク柄を再解釈した「RÉCITAL」、インドのアーカイブに着想したジャカード織「POÈME」、植物柄をタペストリー調に仕上げた「ORCHESTRA」など、光沢や陰影、色の重なりを生かした装飾性の高い構成が特徴だ。トミタは、装飾性、機能性、物語性を兼ね備えた今季の新作で、住宅からホスピタリティ空間まで幅広い提案を強める。新作はtomita TOKYOと大阪ショールームで紹介している。



