IKASAS DESIGN(神奈川県横浜市、村上周平代表)は、福岡県の「家具ブランド力向上支援事業 製品企画力高度化支援事業-NIKAWA-」を通じ、株式会社平成(福岡県三潴郡、税田貴子代表)、ルームクリップ株式会社(東京都渋谷区、髙重正彦代表)と協業し、ユニットシェルフ「CASSETTE(カセット)」を発売した。家族構成やライフスタイルの変化に応じて、棚や引き出しの構成を使い手自身が組み替えられる収納家具として提案する。
CASSETTEは、一般的な収納家具で用いるスライドレールを使わず、着脱式レールと4種類のボックスユニットで構成した点が特徴だ。収納する物の大きさや高さに合わせ、付属の六角レンチでレール位置を変えることができる。ボックスユニットも高さの異なる4種類をそろえ、棚板、小引き出し、中引き出し、大引き出しを入れ替えることで、生活シーンに応じた使い方に対応する。ボックスは軽量で、本体から取り外してトレーや収納箱のようにも使える。
開発では、暮らしの変化に合わせて収納家具を買い足したり買い替えたりするのではなく、同じ仕組みの中で使い方を変えながら長く使える収納を目指した。ランドセルの収納や日用品の整理など、家庭内の用途変化に柔軟に対応する設計としている。前板カラーはオーク、テラコッタ、グレーの3色を用意し、使う人や収納物ごとに視覚的に区分できるようにした。
今回の商品開発では、NIKAWA事業で初めて、住生活領域のSNS「RoomClip」の投稿データを活用した。ルームクリップが、子育て世代を中心とした収納ニーズや家具の使われ方を分析し、その結果を平成へ提供。平成はインテリア研究所、九州産業大学芸術学部とともに、「ちょっとした工夫で家事を減らし、日々の暮らしに余裕を生む収納家具」という製品コンセプトを構築し、IKASAS DESIGNがその考え方を具体的なデザインに落とし込んだ。
