カリモク家具 「Design上海2023」に出展 ザハ・ハディド・デザイン設計「SEYUN」をアジア初披露 -KARIMOKU-

カリモク家具(愛知県東浦町、加藤正俊社長)は、6月8日(木)~11日(日)に中国・上海で開催される「デザイン上海2023」に出展する。会場はShanghai World Expo Exhibition & Convention Centerのホール1、ブースB-14。今回の出展においては、ザハ・ハディド・デザイン(ZHD)が設計した「SEYUN」シリーズをアジア地域で初公開する。

SEYUN Chair
SEYUN Armchair

「SEYUN」シリーズはチェア、アームチェア、テーブルのラインナップで構成。「柔らかなフォルムと硬質な木材」というコントラストと、非対称な面を組み合わせて製作されている。材はオークを使用。高精度な機械加工と熟練の手作業による製造プロセスを経て、エッジや接合部のラインなどの細部までこだわった、手触りの良い製品として展開する。チェアとアームチェアは、ピュアオーク、スモークドオーク、グレインマットブラック、シルバー、メタリックブルー、メタリックブラックの6色のバリエーションを取り揃えている。いずれも現地価格および販売時期は未定。なおテーブルについては、同見本市ではプロトタイプを展示する。

「デザイン上海2023」のブースデザインは、「SEYUN」同様にZHDが担当。ザハ・ハディド氏が多用していた3次曲線を用いることで、「SEYUN」を抽象的に表現する設計となっている。ブース頭上には巨大なシャンデリアが浮かび、ウール100%で織り上げたビスポークラグ、木箱をモチーフにしたサインなどを配して、「SEYUN」を引き立てるブースを構成する。

「SEYUN」は2021年に日本国内でコラボレーションが発表され、今年4月のミラノデザインウィークで国際的に初公開された。今回の中国でのアジア地域での初公開においては、ザハ・ハディド氏による建築が多数残る中国で、現地のプレスやディーラーに向けて情報を発信。消費者への認知向上と中国市場での事業拡大を目指すとしている。