家具産地福岡・大川の夏恒例産地展「大川夏の彩展2023」が、7月5日(水)および6日(木)の2日間開催される。主催は協同組合福岡・大川家具工業会(福岡県大川市、河口健理事長)。例年通り、大川産業会館(第一会場)、大川家具工場団地(協)・Uゾーン(第二会場)、インテリアポート・エルバーレ(第三会場)の3会場で開催する。
5月12日に第61期の方針発表を行った福岡・大川家具工業会だが、今期の展示会スローガンは「FULL」をテーマとして開催。大川が発揮できる力を最大限に発揮し、展示会の来場者やエンドユーザーに最大限の満足を提供することを目標としている。「大川夏の彩展2023」のサブテーマである「ここからが、サイコウだ。」は、「満足度の最高と、コロナ禍から脱却し、再興すること」をかけた言葉として設定した。
同組合は今期、小間割や、出展企業のボーダーレス化、木製品の家具にとらわれず、金具メーカーなど、幅広いジャンルの企業の出展受付を目指しており、メイン会場となる大川産業会館への出展社は116社で、昨年比で11社増となっている。大川産業会館へは、福岡・大川家具工業会の組合員から43社が出展。これら組合員各社の出展に加えてゲストメーカー73社が出展、AKASE、イバタインテリア、スリープセレクト、札幌ファニシング、パモウナ、浜本工芸といった他地域のメーカーが多数出展するほか、香川県家具商工業協同組合から4社、福山家具組合連合会から3社が出展を予定している。
また、今回もメイン会場では特別企画の同時開催展示として、国産材を使った家具「SENDAN」と「ふるさと家具」の特別展示を行う。コロナ禍が明けて本格的な「サイコウ」を目指すべく、展示会の行方にも注目が集まる。