【シズオカ[KAGU]メッセ2023 ピックアップレポート(2) 東海家具工業】 クラシカルの新シリーズ「ブライトン」などで幅広いニーズに対応

東海家具工業(静岡市駿河区、実石幸男社長)は、クラシカルの新シリーズ「ブライトン」などを展示した。

「ブライトン」は18世紀前期の英クイーン・アン様式を基調としている。クイーンスタイルの家具は、その色合いはシック・ダークなものが一般的だが、「ブライトン」は明るめのカラー設定とし、雰囲気のある高級なクラシックスタイルの商品として提案した。主材は、同社が工場をもつインドネシアで植林されたマホガニーを使用し、中質繊維板(MDF)と組み合わせ、塗装はポリウレタン。顧客からも好評価を得ているとのことだ。「クイーン・アンスタイルでこの明るめの色は、他社では無いのではないか」と、同社開発・設計担当の堀田峰夫氏は話す。これまでダーク系や白を基調としたアイテムを多く手掛けてきた同社だが、明るめのブラウンカラーのアイテムとなる「ブライトン」を加えることで、より幅広いニーズに対応する。

このほか、既存のシリーズの追加アイテムも出品。「オーランド」シリーズに追加したベッドは、コンテンポラリー系の北欧・ミッドセンチュリーのデザインを追求し、コンセントなども備え付けるなど、若年層への訴求も図る。

「ケントハウス」にはリビングチェストおよびキャビネット2種を新たに追加。

フレンチシックエレガントシリーズの「フルール」には、新たにベンチスツールやポールハンガーをラインナップに追加した。

ベンチスツールはデザインに加え、玄関先や自室などにも配置可能な多様性を訴求、下段にはラタンを採用していることも特徴だ。

今後も幅広いニーズに対応しながら、クラシックスタイルのアイテム拡充と空間提案を図ると同社。(佐藤)