「Meet up Furniture Asahikawa 2023」開催 家具産地旭川の技術が結集

2023年6月17日から25日にかけての9日間、旭川デザインウィークが開催された。2015年からはじまったデザインの祭典は、同市が2019年にユネスコデザイン都市に加盟したこともあり、取り組みを一層活発化させている。 

昨年から名称を「Meet up Furniture Asahikawa」に変更した恒例の家具展示会も、祭典に並行して21日より5日間にわたって開催された。主催は旭川家具工業協同組合(北海道旭川市、藤田哲也理事長)。開催初日の21日、メイン会場となった旭川デザインセンターは、バイヤーやデザイナーを中心とした来場者で大いににぎわった。

入口すぐ左手のADCギャラリーには、期間限定の企画展である「旭川の特注家具展」のゾーンが設けられ、カンディハウスやタイムアンドスタイル、アルフレックスジャパン等のコントラクト家具が展示された。商業施設や公共施設などに納品された家具が、納入先の詳細とともに展示。

また、旭川市内の御神木を使用した巨大な無垢板テーブルや、その制作過程を映像として投影するエリアを設けるなど、家具の聖地旭川を拠点とするメーカーの技術力、対応力を来場者に訴求した。
1F奥のメーカー展示エリアには、ササキ工芸やコサイン、加藤木工といったメーカー17社、2階にはカンディハウス、匠工芸、WOW、ガージーカームワークスなど14社がそれぞれの製品を展示。多くの企業が会期にあわせて新作のアイテムを開発し、自慢の製品を来場者に披露した。

会期中はこれまで同様、各企業が自社ショールームや工場見学ツアーを開催。来場者に自社の技術や製品の訴求点についてより詳しい説明を行うなど、家具産地旭川の総力を結集し、職人の技が前面にアピールされた家具の祭典となった。

以下、旭川デザインセンター出展メーカー