大川産業会館に出展するボーケン品質評価機構(東京本部:東京都江東区、吉田泰教理事長)は、昨年11 月に大川家具工業会が、同機構の大阪生活用品試験センターで研修会を開催。試験室見学、説明会を行った。今回ジャパンインテリア総合展の場でボーケンのサービスを展示し、品質や性能評価に関するニーズに的確に対応することで、会員企業との関係性を構築していく。円安や物流コスト増などで、海外製の安価な商品と国産家具との価格差が縮小。それに伴い大川の国産家具のニーズが拡大するにつれ、高価格帯商品の品質の高さを担保する要求が増加していることから、ボーケンとして大川家具の品質における支援をしていきたいとしている。
また、国内生産拠点の団体とも品質面での支援強化を進める。ボーケン生活産業資材事業では、第三者機関の中で国内最大級の家具試験設備を保有しており、国内の大阪、東京は日本市場向けを中心に、国内メーカーの試験、評価に対応。また、海外機関との提携により、中国の広州、ベトナムのホーチミン においても、日本向け家具試験に対応している。海外で生産している国内メーカーはリードタイム短縮のため、生産地での試験評価ニーズが高まっているという。
生活産業資材事業本部には、様々な消費財に関する問合わせ、評価、知見の相談があり、業界内の品質保証に携わる担当者支援を進めて業界団体や取引先との連携を強化。ボーケンの強みを活かした有益な情報を発信する。