立川ブラインド工業 新製品発表会2024を全国で順次開催 「フォレティア」シリーズのリニューアルモデルなど、豊富なバリエーションを訴求

立川ブラインド工業(東京都港区、池崎久也社長)は、「タチカワブラインド新製品発表会2024 “広がる、彩り豊かな暮らし方”」を2024年5月16日(木)から8月6日(火)までの期間、東京会場を皮切りに全国12会場で開催している。

東京での新作発表会は、新宿区の新宿NSビルで行われた。幅広いバリエーションの製品や住宅・非住宅のさまざまな場面を想定したシーン展示により、「広がる」をキーワードに、新たな価値観や多様化するニーズに応え、“窓まわり・間仕切製品から暮らしを豊かに広げる” タチカワブラインド製品を提案した。

会場入り口すぐのエリアでは、5月1日にリニューアルして発売開始した木製ブラインドの「フォレティア」シリーズをメインとした「広がる豊かな種類」をテーマとした展示を行った。リニューアル前は37色での展開だったが、リニューアル後は73色と大幅にバリエーションを広げた。ベーシックタイプ(26色)のスラットは63㎜幅のワイドな仕様を新たに追加。店舗やホテルなどでの需要に応えた仕様だ。表面に加工を施したラスティングタイプ(5色)では、ヴィンテージ感を表すことが可能。桐タイプ(8色)は、木目の個性を活かしたデザインとし、自然由来の塗料を用いることで、子供やペットと暮らす環境にも配慮している。

また、FSC認証材を使用したネイチャータイプ(5色)、ヒノキ・スギを使用した国産材タイプ(4色)、資源を有効活用した集成材を用いたエコタイプ(10色)など、環境負荷に寄与するタイプもラインナップした。エコタイプは端材を集成材に加工。従来のスラット(2.8㎜)よりも薄い2.3㎜の厚さとなっており、価格も従来品より安価におさえている。

このほか、防炎タイプ(10色)、耐水タイプ(5色)もラインナップしている。昨今では窓廻りに木製品をつけると、消防の観点から防炎品が望ましいとされるケースもあるといい、同社ではそのようなニーズにも対応すべく防炎タイプのスラットも取り揃えている。


スラットバリエーションの展示の次に、従来品とリニューアル品を並べての比較展示エリアが設けられた。リニューアルした「フォレティア」は、操作部をより製品端部に移したことや、コード穴を約2㎜小さくし、光の漏れやスラットの横ブレを低減している。このほか、機構部上部にボックスカバーを標準装備し、ほこりなどの侵入を防ぐことができるよう改良した。


アルミ・木・ファブリックを組み合わせたデザインブラインドの「アフタービートエグゼ」および「アフタービート」では、スラット幅を35㎜または50㎜と広幅から選択できる。スラットは40色、木部材は26色、ラダーテープは26色から選択可能で、自由に色の組み合わせ選択ができる。スラットはビジュアルカラー(18色)、グロスレス遮熱(13色)、ベーシックカラー(10色)の3つにカテゴライズ。アフタービートのみの金属調のカラーも特徴の一つだ。住宅はもちろん、オフィスや店舗まで幅広い空間で使用可能な点を訴求した。


調光型ブラインドでは、2月に発売の縦型ブラインド「エアレ」を展示した。ドレープとレースが一体となった生地を傾けることで、採光および視線をコントロールし、内と外をシームレスにつなげることが可能な点を訴求。バトンをまわすだけで、部屋の明るさを調節することが可能な点も特徴だ。窓のサイズや使用シーンに合わせ、バトン操作のほかコード操作も可能。生地はフォルモ(5色)、マージ(3色)をラインナップした。


このほか、リモコン・アプリで操作が可能な電動のホームタコス仕様の機能説明など、多様化している住宅ニーズに沿った提案が展開された。