AKASE(岡山県里庄町、藤井幸治社長)が、「マスターウォール銀座ラウンジ」を2024年5月にオープンした。マスターウォール銀座が入居するBINO銀座ビルの2階に、オフィススペースおよびイベントスペース、商談スペースを兼ね備える27坪の空間を新設した。
「マスターウォール銀座ラウンジ」は、まずオフィス・イベントスペースとして、オリジナルのキッチンスペースを設置。シンクや冷蔵庫、ワインセラー、そしてカウンターチェアを設けている。これにより、キッチンを使用したイベントや、食とコミュニケーションを通した社内コミュニケーションを促進する機能などが可能だ。なお、イベントスペースは、日頃はAKASEのスタッフも使用するが、貸スペースとしてセミナーやギャラリーとして利用できる。
このほか、ミーティングスペースおよびVIPスペースといった空間も設けており、様々なシーンを想定した空間利用が可能となっている。
6月6日にはレセプションを開催した。冒頭で同社の藤井社長が、マスターウォールブランドのコンセプト概要を説明。
「2006年に『マスターウォール』ブランドを立ち上げました。現在230を超えるアイテムで、お部屋や住まい空間全体をコーディネートできる点が魅力となっています。樹齢70年から100年以上の”本物の”ウォールナットを、大切に無駄なく使っていくことも、私たちの大事な仕事のひとつです」とし、「もう一点、大切なミッションとして、当社は『No Place Like Home』を掲げています。家具を通じて快適な空間を作ろうと、事業に取り組んでいます」と挨拶した。
AKASEは2017年に「マスターウォール銀座」をBINO銀座6階にオープンし、その後向かいの銀座清月堂ビル地下2階に「マスターウォール銀座ブティック(現、GERVASONI GINZA)をオープン。昨年にはBINO銀座の3階にも増床し、今回新たに2階にラウンジを設けるに至った。
AKASE マスターウォール銀座本店を増床 銀座BINO3階でオーク材アイテムや照明・ラグなどトータルコーディネート提案を拡充
「ゆくゆくは、BINO銀座のすべての階層を網羅出来たらいいなと思っています」と藤井社長。「東京での展開は、2011年に『マスターウォール青山』をスタッフ2名でオープンしたことが最初です。現在はおかげさまで総勢60人以上のスタッフが東京の拠点にいます。今後、お客様とお客様、そして社員とお客様をより繋いでいけるようにしたいという思いで、『マスターウォール銀座ラウンジ』を新設しました」と語った。
次いで、同社常務取締役の小出理氏が、「マスターウォール銀座ラウンジ」の概要を説明。同ラウンジの機能として、まずは社内スタッフのコミュニケーションをより活性化させるためとし、これにより生産性の向上や様々なアイデアの創出につなげるねらいがあるとした。仕事と仕事の間での雑談など、いわゆる「余白」の部分で、解決策などが思い浮かぶケースもあるとし、オフィスなどに集まってのコミュニケーション・ディスカッションの促進にも寄与するとした。
同ラウンジはセミナースペース等として活用することが可能だが、小出氏は社内研修や社外研修といった用途でも利用可能な点を強調。このほか、小規模マンションなどのオプション販売会も今後開催予定とした。
同スペースでのセミナー等の開催は、実際に開催した主催者同士による紹介制とし、セミナー開催時にマスターウォールブランドの紹介およびアンケートの実施や、店内ツアーなども行いながら、ブランドとしての認知度をより高めていくようだ。
今後同ラウンジを、様々な利用者が使用できるハブスペースとして活かしていく。
(佐藤敬広)