ドリームベッド(広島県広島市西区、三宅弘人社長)が展開するフランスのインテリアブランド
リーン・ロゼの新作発表会が、リーン・ロゼ東京(東京都港区)で開催された。
今年発表の新作の中で1950年代から1970年代に発表された「ミッドセンチュリースタイル」の製品のフォルムを継承して、より快適に、改良の復刻版モデルを展示された。そのうち3点が、フランスを代表し、一時代を築いたデザイナーのピエール・ポラン氏がデザインした「ロゼオイスター」、「ロゼパンプキン回転式」、「ロゼボニー」だ。いずれも2025年2月以降発売開始を予定。なお、来年2月には全国のリーン・ロゼの取扱店で「ピエール・ポランフェア」を開催予定。
「ロゼオイスター」は貝殻の形状を想起させるパーソナルチェアだ。線の細い脚に大きなラウンド形状の背もたれ、座面により包まれるような感覚を与える。
縫製にも特長があり、ラウンド形状のチェアに張地をたわみなく、きれいに背面で縫うには熟練のスキルが求められる。
「ロゼパンプキン」は、1971年に第19代フランス大統領のジョルジュ・ポンピドゥー氏のプライベートコレクションとしてデザインされたソファだ。2008年からホームユース向けに展開していたが、今回新たに1人掛と1人掛ハイバックの回転式が追加された。360度回転する座面はラグジュアリー感を楽しめる。新たな回転式の「ロゼパンプキン」は、来年2月より発売予定。
「ロゼボニー」は、張地の見せ方が特長的なソファだ。座面と背面の間を張地が滑空するかのようなデザインだ。座ってみると張地の存在を感じさせない柔らかい座り心地だ。これを実現するために、伸縮性のある張地のみを採用している。
リーン・ロゼを代表するロングセラーソファ「ロゼトーゴ」のデザイナーミッシェル・デュカロワ氏がデザインした「ロゼカシマ」は、日本では継続発売されていたものの、フランスでは一時廃番となったソファ。昨年フランスでウレタンをスペックアップして復刻を遂げ、日本も来年4月より新仕様にて発売される。
これまでは座面全体に、スラブウレタンが使われていたが、リニューアルにあたり、より密度が高く耐久性に優れたモールドウレタンが全面下部に採用された。これにより、背面の柔らかさと座面の硬さが同居するような座り心地を実現した。一定の固さを確保することで、長期使用による型崩れや底付き感も防止する。
このほか、ダイニングテーブル、コンソールテーブルやアクセサリーなど新作ラインナップを展示した。