
アルフレックスジャパン(東京都渋谷区)が総代理店を務めるイタリアのラグジュアリーブランド「モルテーニ」が、新フラッグシップストアとなる「パラッツォ・モルテーニ東京」をオープンした。本国イタリア・ミラノの「パラッツォ・モルテーニ」に続き、東京都港区の南青山にオープン。建築家のヴィンセント・ヴァン・ドゥイセン氏がデザインを手がけ、モルテーニが提案する生活空間とライフスタイルを体現する建築物となった。

新店舗は地下1階・地上3階の全4フロアからなり、総面積は1000㎡を超える広々とした空間となった。プレスビュー開催にあたり、本国イタリア・モルテーニ社副社長のアンドレア・モルテーニ氏および、建築を手掛けたヴィンセント・ヴァン・ドゥイセン氏が出席。冒頭ではアルフレックスジャパンの保科卓社長が挨拶した。

保科氏は「ミラノに続き、世界で2つ目のパラッツォ・モルテーニ」という屋号を冠した、モルテーニの世界観を体現するフラッグシップショップを東京にオープンすることができました。大変嬉しく思っておりますし、誇りにも思っております。パラッツォ・モルテーニ東京は単なるショールームではありません。ここはモルテーニのクラフトマンシップ、哲学、現代的なライフスタイルの思いを表現する邸宅をイメージした空間となっています。日本の美学とも言える細部へのこだわり、美意識、そして伝統への敬意、これらの価値観はモルテーニのものづくりと深く共鳴しています」とし、
「この場所を通じて、イタリアと日本、2つの文化の間にある美の対話がさらに深まっていくことを願っています。今回の建物は、モルテーニのクリエイティブディレクターであるヴィンセント・ヴァン・ドゥイセンによる日本初の建築物であり、地上3階、地下1階、全4フロアで成り立っており、約1000平米という大きな空間となっております。この空間はヴィンセントの手によってデザインされ、イタリアのエレガンスと日本の美しい美的感覚が融合しており、1つ1つのディテールに、ブランドの歴史と未来のビジョンを込められています。このプロジェクトの実現にあたって、大変多くのパートナーの方や関係者の方々にお世話になりました。この場を借りて深くお礼を申し上げます」と挨拶した。

続いてモルテーニ社のアンドレア・モルテーニ副社長が、モルテーニ社の現況と新ショップの位置づけについて語った。

モルテーニ副社長に続いてヴァン・ドゥイセン氏は新店舗のコンセプトについて説明した。












住空間を思わせつつ、一つの彫刻作品を思わせる外観を作るというコンセプトの基に建設されたパラッツオ・モルテーニ東京では、Molteni&Cの代表的なコレクションの一部を展示。リビングやキッチン、大広間といったエリアに加えて、屋外テラスやウォークインクローゼット、ベッドルーム、最上階に「Molteni&C Apartment」と名付けられた約160平方メートルの居住空間を展開し、様々なシーンを演出しながら製品および空間提案を図る。