シキファニチア(福岡県朝倉市、山下広志社長)が、2025年9月24日(水)から27日(土)にかけて、東京都渋谷区のe-KENZAI Tokyoで個展を開催した。

同社初となる東京での個展は、職人の手仕事とデザインを実物で確かめることができる展示会として開催。協賛はカスコ(徳島県徳島市、柏原弘明代表)で、カスコの東京ショールームであるe-KENZAI Tokyoでシキファニチアの代表的な製品の数々を披露した。


今回の展示では、「カイト」や「ユーロ」、ラウンジタイプの「ノース」などの主要製品を展示したほか、ミナペルホネンのファブリックなど、チェアのみならず特徴的な張地のバリエーションの豊かさも訴求。


他社では取り扱っていないような張地を選択できることも、同社の独自性を打ち出すことができる一つのポイントとなっている。

また、木部の塗装をブラックにしたモデルなど、素材とデザインとの工夫を凝らしたアイテムをそろえた。

シキファニチアは今年2月に東京オフィスを中央区築地に開設し、コントラクト提案を強化している。今回も設計事務所などコントラクト関係者など200名以上に来場を呼び掛け、多くの反響があったといい、実際に製品を体感できる場の効果は高いようだ。

主なターゲットとしては、工期が比較的長いホテルなどが対象だというが、オフィスなどへの納入実績もあり、ニーズに応じて対応していくいようだ。都内には、商品を常設展示できるショールームは現時点では設けていないため、今後の展示拠点開設を模索しているという。

「コントラクトも強化しつつ、対面でお客様としっかり接してお売りいただく家具ショップさんももちろん大切にしたい。東京の市場をしっかりと開拓し、営業の人員も増やしてマーケティング強化に努めていきたい」とシキファニチアの山下社長。チェアのほか、テーブル関係のアイテムの充実も図っており、バリエーションを強化し拡販を進めていく。





