エムール(東京都立川市、高橋幸司代表)は2026年2月4日、高齢者の食事動作と食後の軽い休息を一脚で支える新商品「食を楽しむための椅子 みのり」の先行予約販売を開始した。2月中旬入荷予定分を対象に、まずはシリーズ基本モデルの「みのり(オリジナル)」から展開する。価格は33,000円(税込)。同社は中高年・高齢者向け椅子のラインナップ拡充を進めており、暮らしを助けるユニバーサルデザインチェアの新シリーズ「TASUKU-ISU(タスクイス)」の第一弾として位置付ける。
「みのり」は、食事中に求められる前傾しすぎない安定した姿勢と、食後に背もたれへ体を預ける休息姿勢の“切り替え”に焦点を当てた。座面・背もたれ角度・肘掛けの設計を詰め、食事がしやすい姿勢を支えつつ、食後にテレビ視聴や団らんで座り続けても疲れにくい支持感を狙ったとしている。背もたれは腰回りを中心に支え、姿勢が崩れにくい角度に設定した。
立ち座り動作への配慮として、肘掛けは手を自然に置ける高さに加え、ダイニングテーブルに干渉しにくい短めの設計とした。肘を支点にして立ち上がりを助け、座る・立つ・向きを変える一連の動作を妨げにくいという。背面には持ち手を設け、椅子の出し引きや位置調整を行いやすくし、家族が見守りや介助を行う場面も想定した。
脚部は、前後に動かしやすく横倒れしにくい「スキー脚」を採用。床材への傷付き抑制を図り、畳やフローリングなど住宅内の多様な床面での使用を見込む。重量は約6.9kgとし、掃除や模様替えなど日常の移動負担を軽減する一方、耐荷重は約100kgを確保した。
素材は、肘・脚に楡(ニレ)の無垢材を使用し、割れにくさと意匠性を両立させた。座面と背もたれの張地にはシェニール織の生地を採用し、季節を問わず快適な触感を目指す。中材はウレタンフォーム、張地はポリエステル100%。サイズは約幅54×奥行64.5×高さ83cm、座面高は約43cmとして一般的なダイニングテーブルで使いやすい高さに設定した。
シリーズは「オリジナル」「回転」「サポート」「折りたたみ」の4タイプを計画し、身体状況や住環境に応じて選べる構成とする。今回のリリースでは、他タイプは順次販売開始し、都度プレスリリースを発表するとした。販売は公式オンラインショップのほか、楽天市場店、Yahoo!ショッピング店で行う。






