弘益(愛知県清須市、武藤茂樹社長)が展開する家具ブランド「SIEVE(シーヴ)」は、公式オンラインストア「SIEVE ONLINE STORE」をリニューアルオープンした。住まいのコンパクト化や働き方の多様化が進む中、家具に求められる役割が変化しているとして、家具を“選ぶ”行為そのものを「自分の暮らしを見つめ直す時間」と捉え直す場づくりを掲げる。
同社は、生活者の価値観として「本当に必要なものを長く使いたい」傾向が強まっている点を背景に挙げ、家具を空間を埋める道具ではなく、暮らしに寄り添う存在として再定義する。SIEVEが重視するのは、流行や装飾性よりも、日常の中で自然に使い続けられることだという。具体的には、空間に馴染む佇まい、時間とともに愛着が深まる素材、暮らしの変化を受け止める余白を価値として示し、「主張しすぎないが確かにそこにある家具」を目指す方針を示した。
プロダクト面では、生活スタイルの変化に応じて使い続けられる提案を前面に出す。ユニット構成で組み替えできる「レクト ユニットソファ」、ソファとベッドの中間的な使い方を想定した「モーニング デイベッドソファ」、リビングとダイニングの境界を緩やかにつなぐ「ラウンド リビングダイニングソファ」、普段はコンパクトに来客時に伸長できる「ヌーク ダイニングテーブル」など、可変性や用途の幅を打ち出した。
ブランド名の「SIEVE」は“篩(ふるい)”を意味し、同社は「高級志向」ではなく、暮らしにとって正しい選択を見極める姿勢を名称に込めたと説明する。デザイン、素材、品質、コンセプトを見つめ直し、普遍性と斬新さのバランスを大切にするものづくりを掲げる。家具を買い替え前提の「消費」ではなく、暮らしの一部として「定着」させる存在にしたい考えも示した。
今回のサイト刷新は、従来の公式ECサイト「berse」で複数ブランドやテイストの家具を紹介してきた構成を改め、SIEVE groupの家具に掲載を絞り込んだ点が特徴となる。SIEVEの考え方や家具の背景をより丁寧に伝える目的で、世界観と商品構成を明確化した。加えて、検索・絞り込み設計を見直し、サイト内の操作負担を減らすことで、個々の家具と向き合う時間を確保する狙いだという。掲載画像点数も増やし、家具単体ではなく生活の一場面での佇まいが想像しやすい表現に整えたとしている。






