【ニュースリリース】飛騨産業 宮崎・諸塚村と包括連携協定 放置コナラを家具材に転用し循環モデル構築へ

飛騨産業(岐阜県高山市、岡田明子社長)は2026年2月13日、宮崎県諸塚村(宮崎県諸塚村、藤﨑猪一郎村長)と、共働による事業活動を通じて地方創生やSDGsに関わる人材育成、地域活性化を図る「包括連携協定」を2026年2月4日に締結したと発表した。協定は、同社が培ってきた国産材活用の技術を生かし、国産広葉樹を家具に再生する取り組みを軸に据える。森林資源と人材を柱に地域課題の解決を目指し、循環型社会の構築につながる取り組みとして位置付けた。

背景として同社は、諸塚村でこれまでしいたけ原木として活用されてきたコナラ材が、原木需要の低下により伐採されず放置されるケースが増えた点を挙げる。放置された樹木は成長して径が太くなり、原木としての用途に適さなくなる一方、家具材としての可能性を持ちながら、現状ではチップ化してバイオマス由来パルプなどに回るケースが多かったという。

そこで、径が太くなり原木利用が難しくなったコナラを「新たな資源」として家具製作に活用し、国産広葉樹の新たな価値創出を図る方針を示した。諸塚村産コナラ材で製作した家具を題材に、村側と製造側が一体で資源循環の具体像を形にする狙いがある。

協定の連携事項は、木材資源や森林認証製品の開発・利活用・普及、地域資源の保全と持続可能な生産推進および利活用、双方の職員や関係団体の研修・交流を通じた人材育成、SDGsの17目標とターゲットに関する取り組み、官公署・団体などに対する提携製品の販売促進、その他協議により合意した事項とした。