飛驒産業(岐阜県高山市、岡田明子社長)は、「HIDA高山店 森と暮らしの編集室」において、オーダーテーブルや新塗装のNL色を施した製品提案を行った。
10月19日より受注を開始したNL色は、ナチュラル色の需要が高まってきていることから設定したもの。
国産ナラ材仕様限定で、塗装の濡れ色や艶をおさえた、無塗装に近い仕上がりが特徴となっている。
2009年に発表したオーダーテーブル「侭」は、時代の変化に合わせブラッシュアップ。面形状は流面形、天板形状はオーバル型、脚の形状はカービング脚を新たにラインナップし、12月21日より発売予定。
人気の「SEOTO-EXチェア」との組み合わせに適するデザインとして、「KISARAGI」シリーズで用いていたカービング脚を採り入れた。
川上元美氏デザインの新シリーズのテーブル「SHIRABE(シラベ)」も2025年1月31日より受注開始を予定する。
脚部に用いているスギ材が最大の特徴で、アート性とクラフトマンシップを追求した高価格帯でのモデルだ。
天板材はウォールナットおよびホワイトオークより。長方形、オーバル型から選択できる。
コントラクトコレクションには、回転チェアが加わった。キャスターおよびリクライニング機構が付随している。オフィス空間にも適するアイテムだ。
飛彈産業は、今回の2024飛騨の家具フェスティバル開催に合わせ、10月19日に「森の環 HIDA FACTORY STORE」をオープンした。これまで運営していた「THE OUTLET」をリニューアル。
「森の恵みの活用と循環を目指す拠点」として、修理や張替などのサービスの提供、端材やB級素材の活用、リユース品の販売中身の販売を行う。
通常の商品には使われない、独特の黒い模様が特徴のスポルテッド材家具や、「森の環」オリジナルとなる「PANECO CLOAK」も展示販売している。
これまで販売していたアウトレット商品は「リユースマーケット」として再構成。「プロトタイプ」など、アウトレット品となっている理由なども明記している。リニューアルにより、同社のものづくりに対する姿勢の発信を、さらに強化していく。