EFE主催で来年３月７日から10日にかけ４日間開催
マレーシアで開催される国際的な展示会、「Ｅｘｐｏｒｔ Ｆｕｒｎｉｔｕｒｅ Ｅｘｈｉｂｉｔｉｏｎ（以下ＥＦＥ）」が来年３月７日から10日にかけて４日間開催される。主催はマレーシア家具評議会の傘下組織にあたるＥＦＥ Ｅｘｐｏ Ｓｄｎ Ｂｈｄ。同評議会は国内に13存在する家具協会の中心的存在であり、同国家具産業の発展を主目的とする団体。コロナパンデミックの影響で２０２０年より開催を見合わせていたが、３年ぶりに再開することになる。
ＥＦＥは東南アジア地域最大の家具国際展示会の１つであり、国境を越えた家具ビジネスの推進役として近年その役割を果たしてきた。毎年３月にクアラルンプールコンベンションセンター（ＫＬＣＣ）で開催を続け、6回目の開催となる。
今回は前回に比べて３割近く展示面積を増やし、４万５千平米とした。ベトナムのＶＩＦＡＥＸＰＯも増床を予定していることを鑑みると、脱コロナ・展示会復活の機運がいよいよ本格的に高まってきているのを感じる。
２０１９年開催の前回は１４０に及ぶ様々な国・地域から関係者が来場し、８６３９名の海外バイヤーが来場。マレーシア国内からは５１９８名だった。マレーシアの家具は家庭向けではなく、リゾートホテルや世界中のコントラクト事業で人気を集めている。ゴムの木、バラウ、ケムバン、ニャトー、ダークレッドメランチ、アカシアといったこの地域独自の材木と、高い加工技術により製造された家具が多く展示されることが期待できる。
同展示会の開催時間午前９時半から午後６時まで。出展企業はマレーシア、中国、シンガポール、台湾を中心に合計３００社以上を予定。
日本政府は先月、新型コロナ対策に係る水際対策措置の緩和を開始し、日本帰国時の手続きが大幅に簡易化された。２回以上のワクチン接種が完了していて、自治体或いは医療機関が発行した新型コロナワクチン予防接種証明書を保有していれば、帰国時にすぐに入国が可能となる。今後、海外の展示会はますます活発になるが、日本からのバイヤーの往来もよりスムーズになると予想される。
JATRO（日本貿易振興機構）EFE公式WEBサイト http://www.efe.my/
