ベトナムを代表する家具・ホームアクセサリの国際展示会、VIFAEXPOは8月31日から9月3日の4日間の日程で開催を決定。SECC(サイゴン展示会・会議センター)が会場。
なお、来年度は2回の開催が決定しており、3月8日~11日と8月の開催を予定している。
同展示会は2008年にVIFAという名前で初めて開催した。今年は「ベトナム家具・手加工品の魅力を見つけよう」をスローガンとし、室内向け・室外向けの木製家具、インテリア、手加工品や木材加工用の機器など多彩な新製品を展示予定。
展示会場のホーチミンから1~3時間程度の距離にあるビンズオン省、ドンナイ省、ロンアン省には多くの家具工場があり、バイヤーを実際に工場に連れて具体的な商談を進めたいという出展企業も多いという。一方、実地に来場できないバイヤー向けに現地企業とのビジネスマッチングプログラムも用意している。
また9月1日には「カナディアンウッド~フレキシビリティに富むデザイン~」という題目でカナディアンウッドベトナム社とHAWA社の対談が予定されるなど、各種対談やワークショップ、セミナー等様々なプログラムも併催予定。
なお同国ではコロナパンデミックの影響は緩和しており、入国に際して隔離・検疫、ワクチン証明の提示、PCR検査などは不要となった。また日本を含む23の国でVISA免除プログラムが再開した。
ただし万一同国滞在中にコロナに罹患した場合に備えてその医療費を保障する医療・旅行保険には必ず入る必要があり、入国時も最低1万米ドル以上を保障する保険加入の証明書を提示する必要がある。
【世界の家具工場を目指して】
ベトナムは世界の家具工場となるべく国を挙げて取り組みを進めている。2022年3月、ベトナムのファム・ミン・チン首相は、2030年にかけて木材産業の持続可能且つ効率的な発展を目標とするプロジェクトを承認。当該プロジェクトの目標は以下の4つ構成されている。①木材産業を同国経済の中で基幹産業に発展させる ②国内・海外でベトナム製家具のブランド化を推進 ③ベトナムを一流の木材産業国家にする ④関連製品の輸出額を2025年までに200億米ドル、2030年までに250億米ドルに到達
なお、2021年のベトナムの家具輸出総額は148億米ドルに達し、2020年比では19.7%増となった。同国は今や中国に次いで世界第二位の家具輸出国である。自由貿易協定は日本を含め貿易各国との取引を推進し、結果同国の家具は、アメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリア、日本を中心に世界120カ国以上で使用されている。コロナパンデミックを乗り越えて開催されるVIFAEXPOの底力に期待したい。
【ホームページ・連絡先】
www.vifafair.com
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