第14回 国際家具展示会「VIFA EXPO」開催-Vietnam Furniture Exhibition-

「VIFA EXPO」会場

脱コロナを象徴、3倍の出展企業数、展示スペースを目指す

 

 ベトナムの国際家具展示会「VIFAEXPO」は来年3月8日から11日にかけての4日間、サイゴン展示・コンベンションセンター(SECC)にて開催を予定している。主催はALLIANCE HANDICRAFT & WOODEN FINE ART CORPORATION。
同展は従来3月に開催していたが、前回13回目にあたる2022年は、新型コロナの影響により8月開催となった。このためわずか半年後の開催となる。
 前回は1万5千平米のエリアに出展企業175社を集め、そのうち61%が家具製造企業、家具関連部材が14%、ハンディクラフト関係が10%を占めた。来場者は11,156名で、このうち海外は89の国・地域より4,652名が訪れた。
 次回はコロナパンデミック以前の規模での開催を目指しており、「より大規模に、より進化した展示会」をテーマとする。出展企業目標を大幅に引き上げ、600社以上とし、スペースも4万4千平米を予定。2022年の約3倍の規模となる。現時点では400社を越える企業の出展が確定しており、今後さらに増える見込み。日本からも栃木県を拠点とするフクイが出展を予定している。  
同展はホーチミンで開催されるが、ベトナムの家具メーカーの多くはその近郊のビンズオン省、ロンアン省、ドンナイ省などに拠点を構えており、例年通り展示会で商談を進め、その後現地見学に誘導するという流れが多く見られそうだ。また、展示スペースだけでなく、セミナーやビジネスマッチングの開催も予定しているという。開催の規模が大きくなることから、ブース検索やフェア情報検索といったオンラインサービスの拡充も予定している。
 アジア地域では、VIFAEXPOの他にマレーシアのEFEやMIFF、中国のCIFF、インドネシアのIFEXといった国際展示会の開催が3月に集中する。国内でも2月28日からIFFTの開催も予定されており、家具業界にとって多忙なシーズンとなることが予想される。

JATRO(日本貿易振興機構)VIFA公式WEBサイト https://vifafair.com/