青木慶一郎氏
聞く人
長島貴好
木質建材から住生活の総合商社へ
――今回青木社長にインタビューをするにあたって、まずは御社が扱ってきた住宅資材で大きく技術革新を伴った新素材などがあるかどうか。または従来同様一貫して木材を追求されてきたのか、その辺りはいかがでしょうか。1階のエントランスに置かれていた、積層材でナチュラル感を出した木製ベンチが印象的でしたが。
青木 基本は木ですね。おっしゃっている積層材は、普通の木材より強度があるので、柱や梁など強度の必要な場所に用いる木質材です。しかし、値段が高くなってしまう。見方によっては積層構造がバームクーヘンのように見えてしまうので、通常の材より使いづらいという意見もあります。
一方で、デザイナーの方など、積層材の面の模様を活かして面白い製品を作れるのでは、という人もいます。そのため木材の面をスライスして内装用の化粧シートにするなどして活用してもらっています。今までの発想とは違う、我々が意図していなかった使い方です。そういったものを、少しずつでも普及させたいなと思っています。
ただ、それが素材革命かというと、そこまでではないですね。
続きは本紙にて
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この記事は紙面の一部を抜粋しています
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