ファイングレードウールクラブ 各社の羊毛製品開発 -Fine Grade Wool Club-

高品質な羊毛製品の開発を進めるファイングレードウールクラブ(FGWC:名古屋市中区、事務局:長尾商事)は、各ライセンス企業が消費者の要求に応える為のモノづくりに取り組んでいる。ファイングレードウールは、そのライセンスを持つ日本人ウールバイヤーが海外羊毛原産国にて顧客に合わせた原毛選別と管理を行っている。
一人目の㈱加藤綿行、渡邉充社長は、明治5年創業で天然繊維に注力した寝具インテリア製品メーカーの八代目だ。国家検定資格・寝具一級技能士である山口昌彦氏を要し、ファイングレードウールを使用した新たな取り組みとして、新技術による低目付の樹脂加工わたを開発。ファイングレードウールの優れた吸湿性と放湿性、そして快適性という特性を生かして、寝具製品のみならずジャケットの中綿、ソファーなどにも展開。ファイングレードウールを通じ高品質かつ持続可能な製品作り、持続可能な未来を築くことを目指している。
二人目は、寝具総合メーカーの三代目SINGS㈱の石井将基社長。家業が寝具に関わって約20年で築いてきたすべてを変えることを念頭に、商品開発や設備投資、新規事業への参入などに取り組み、ファイングレードウールを使用した洗えるベッドパットを開発。昨今の消費者のニーズに合わせた画期的な寝具として、その品質の良さを丁寧に消費者に伝えて頂ける専門店を中心に展開を進めるとしている。

ファイングレードウールクラブ WEBサイト:http://finegrade.jp/