ファイングレードウールクラブ 各社の羊毛製品開発 -Fine Grade Wool Club-

高質な羊毛製品の開発を進めるファイングレードウールクラブ(名古屋市中区、事務局:長尾商事)は、各ライセンス企業が消費者の要求に応える為のモノづくりに取り組んでいる。ファイングレードウールは、そのライセンスを持つ日本人ウールバイヤーが海外羊毛原産国にて顧客に合わせた原毛選別と管理を行っている。

一般的なウール(左)とファイングレードウール(右)のイメージ写真

寝装品業界で40年近い経験を持つベッドスプレッドハウス(静岡県浜松市)の大杉哲弘社長は、寝装品はその機能のみならずインテリア空間や癒しの空間を演出し、それにより睡眠の質を高めていることに注目。「これまでにない羊毛原料までさかのぼっての品質管理体制」という、トレース性のあるファイングレードウールに着目した。独自のウールピローやウールベッドパットを開発し、ECビジネスによるユーザーへの直販を拡大している。


創業60年近く香川で寝具生産にこだわりつづけるのが、四国繊維販売(香川県高松市、松井康平社長)。日本全国への物流ネットワークを構築し、独自の生産管理システムで小ロットにも対応する安定供給を可能としている。量販店、専門店、カタログ通販、ネット通販など多様な販売ルートを持ち、毎日100種類以上を生産。国内でもトップクラスの生産規模を誇る。ニュージーランド、フランス、イギリス産などのファイングレードウールは独特の弾力性に優れ、掛けふとんと敷きふとんの中綿に使用している。

FGWCと牧羊農家との連携

ファイングレードウールクラブ WEBサイト:http://finegrade.jp/