Export Furniture Exhibition(EFE)開催③ 出展社ピックアップレポート -ZOLANO, Sin Lian Lee Manufacturing(LANOUVA)

マレーシアで開催されたEFE2023。出展社の中から注目メーカーをピックアップして紹介する。

【ZOLANO】
ZOLANO DESIGN社は、1978年創業のマレーシアのスランゴール州に本拠を構える家具メーカー。創業当初はソファフレームメーカーとしてスタートし、以来張地へと発展を重ねて現在に至っている。同社が手掛ける製品はハイエンドなイタリア製本革ソファがメイン。マレーシア東部、西部を中心に20以上のディーラーをもち、オリジナルデザイン製造やOEM生産も手掛けており、展開する市場は欧米やオセアニア、中東のアラブなど多岐にわたる。日本国内においても一部の販売店が同社の製品を取り扱っている。

ラインナップは、主なものにコーナーソファ、1~3人掛けソファ、アームチェア(ソファ)、L字型ソファを取り揃えている。EFEの展示会場では、黒を基調とした壁面でブースを構成した。テーブルやソファ枠部にUSBポートを備えた電動ソファも展示。来場者の興味を集めた。

ZOLANO 企業WEBサイト:https://www.zolano.com/


【Sin Lian Lee Manufacturing(LANOUVA)】
Sin Lian Lee Manufacturing社は、クアラルンプールの隣、スランゴール州に拠点を構えている。同社は「LANOUVA」のブランドで多くのソファを展開。「Sitting De Living」をスローガンに、20ヵ国以上の国へと製品を供給している。取り扱う製品は「ボニー」シリーズや「オールデン」シリーズといった通常のソファに加え、電動リクライニング機構を備えた「Oda」や、リクライニング+電動ヘッドレストを兼ね備えた「フロリダ」シリーズなど、電動シリーズも多種多様なアイテムを取り揃えている。

同社は出展社の中でも珍しく、ブースを2か所に分けて設置。ひとつは1950年代の「Mid Century」をテーマとしたブースを展開した。当時のデザインとしてアメリカの住宅等の窓の拡大化に合わせた、背の低いソファなどを配置。商談スペースとしても活用されていた。もう片方は最新の電動ソファなどを数多く配置したブースとして展開したが、こちらは写真等の撮影は残念ながら不可。オープンリビングを実現するためソファの背を低くした製品や、ソファ内部に羽毛を使用してより柔らかい座り心地を追求したもの、座面や腰部分にヒーター・マッサージ機能を備えたものなど、繊細的なデザインかつ付加価値の高いアイテムが揃った。詳細は同社のカタログより確認可能となっている。

同社の取引先は、マレーシア国外ではアメリカが最も多く、続いてカナダやオーストラリア、ドイツやポルトガルなど、世界25か国以上の国々にに製品を輸出しているが、日本には現在のところ展開していない。輸出販売執行マネージャーのエディ・タン氏は「日本市場にも是非当社の製品を拡大していきたい。ミディアム、高級路線での販売を考えている」と、日本のメーカーによるOEM製品として展開したいと語った。製品カタログ等の申込は、下記同社WEBサイトから。

Sin Lian Lee Manufacturing(LANOUVA) 企業WEBサイト:https://www.lanouva.com/

マレーシアEFE 公式サイト:http://www.efe.my/