協同組合福岡・大川家具工業会(福岡県大川市、河口健理事長)が、2023年10月4日(水)と5日(木)の2日間、秋の家具展示会「OKAWA The Future Furniture 2023」を開催する。大川産業会館(第一会場)、大川家具工場団地(協)・Uゾーン(第二会場)、インテリアポート・エルバーレ(第三会場)の3会場で開催する。またこれに併せて大川市内や近隣の各社ショールームにおいても、同時に個展が開催される予定だ。
5月に第61期の方針発表を行った福岡・大川家具工業会だが、今期の展示会スローガンを「FULL」をキーワードとして設定している。家具産地大川の力を最大限に発揮し、展示会の来場者やエンドユーザーに最大限の満足を提供することが目標だ。
「OKAWA The Future Furniture 2023」のサブテーマは「イイモノ、イロイロ。」メイン会場である大川産業会館への出展社は106社を予定しており、昨年秋の展示会に比べて1社増加。大川産業会館へは、福岡・大川家具工業会の組合員から51の企業/ブランドが出展する。また、組合員各社の出展に加え、ゲストメーカー55社が出展。錦之堂インターナショナル、スリープセレクト、パモウナ、浜本工芸といった他地域のメーカーが多数出展する。
福岡・大川家具工業会の地域材開発部会を中心に取り組んでいる「SENDAN」と「ふるさと家具」の展示も、メイン会場の大川産業会館1階で行う予定だ。年に約10拠点のペースで植樹を行いながら、植樹会場でマルシェを開く取り組みも行っている「センダン」のプロジェクトは、多くの人々に木の良さを知ってもらうための活動、「木育」を楽しむためのきっかけづくりを推進している。
メイン会場2階には大川市のインテリア産業課が出展し、「ロボ家具」の展示も行われる予定だ。「ロボ家具」は、大川氏インテリア課が中心となって開発したプロジェクトで、製作は組合員の丸庄(福岡県大川市)と、搬送用ロボット開発を手掛ける㈱匠(福岡市中央区)によるもの。家具産地大川市のPRのために製作した、「未来の家具」のコンセプトモデルだ。ソファに自動搬送ロボットを内蔵し、リモコン操作で前後左右の移動などが可能となっている。
なお、展示会終了後の7日(土)~9日(月・祝)には、秋の大川木工まつりも開催予定。大川観光協会が運営の「ネットde大川木工まつり」へも積極的に参画するなど、大川の家具の歴史、魅力などをより幅広く伝えていくことに余念はない。